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プロフィール

OASI-Z

Author:OASI-Z
札幌市出身で現在新潟市在住のOASI-Z(オアシーズ)です。
10歳の時に兄の影響で洋楽に目覚めたものの、80年代後半から急にロックがつまらなくなり、「競馬必勝法」の研究に没頭するようになる。その間、約15年以上のブランクがあったものの、2006年頃から空白を取り戻すかのように、洋楽を聴き始め今日に至っております。
音楽以外では、競馬を含むスポーツ鑑賞。サッカーJ1、アルビレックス新潟の熱心じゃない サポーターとしても活動中。

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ロック夜話~ロック離れの理由

Fragile.jpgFoxtrot.jpgIsland.jpgPhysical Graffiti

今日の5曲

1.Cans And Brahms/Yes・・・Fragile
2.Mood For A Day/Yes(Steve Howe)・・・Fragile
3.Horizons/Genesis(Steve Hackett)・・・Foxtrot
4.Prelude: song of the gulls/King Crimson・・・Islands
5.Bron Yr Aur/Led Zeppelin・・・Physical Graffiti




Cans And Brahms/Yes
イエス最強世代、リック・ウェイクマンのオーケストラ的なキーボードが見事


洋楽(ロック)を聴き始めた小学生の頃、洋楽(ロック)を聴くこと自体が

カッコいいと感じ、純粋に外国の音楽を聴く事が楽しくて、「何時(何歳)

まで、ロックを聴き続けるのか?
」なんて事は考えませんでした。

ただ、「30歳過ぎて結婚とかしたら、きっと聴かなくなるんだろうな」

と漠然と、思う事はありました。


今、50歳を過ぎて こうしてロックを聴いているわけですが、この間にも

色々な紆余曲折があって、ロック離れも何回か経験をして来ました。


今日は、自分の人生を振り返って「どういう時にロック離れ」するのかを

インストゥルメンタル・ナンバーを聴きながら、検証してみます。



Mood For A Day/Yes(Steve Howe)
趣味はギターの練習。1日に8時間は練習を欠かさないスティーヴ・ハウ
中学生の時、このギターを必死に練習したのを思い出します



「ロック離れ」を起す最大の原因は、何と言っても生活環境の変化です。

その主なものをいくつか上げると・・・


①学校の部活動で帰りが遅く、休日も練習で家に居ない

これは、高校時代の私がそうでした。物理的に音楽を聴く時間が激減

してしまうという事です。

特に体育会系の部活動の場合は、より一層この傾向が強まります。


②就職して社会人になる

新入社員時代は帰りが毎日遅く、また仕事が終わった後に先輩から

誘われての「飲み会」も増加し(笑)、家に帰る時間が翌日というヘヴィ

な状況が続きます。たまの休みは、家の掃除や洗濯など一人暮らしを

している場合は家事に追われて、音楽を聴こうと思う気持ちも萎えます。

大体、この辺りで急速に「ロック離れ」が進行するものと思われます。

仮に、ここをなんとか乗り切ったとしても、次の理由がトドメを刺す事に

なります。



Horizons/Genesis(Steve Hackett)
繊細で牧歌的で美しいスティーヴ・ハケットのギター。心が癒されます



その人生の中で、最大の「ロック離れの危機」を迎えるのが

「結婚」ですね(苦笑)。

これは「子供が出来る」とセットになると、かなりの確率で

「ロック離れ」が進行します。

人によっては、「復帰困難」に陥る場合もあるでしょう。

仕事を終えて家に帰ると、赤ん坊を風呂に入れたり、寝かせ付けたり

といった「育児」の仕事が待っています。

そして休日は、ほぼ毎週何処かに出かけるという「家庭サービス」

待ち構えます。それは、それで幸福な事かも知れませんが・・・。



Prelude: song of the gulls/King Crimson
オーボエとオーケストラをフィーチャーしたこの曲から、タイトル・チューン
「Islands」への流れが圧巻


まぁ、冷静に考えても「一つの趣味」に10年以上も没頭できるなんて事は

希少な事で、中でも流行の影響を受け易い「ロック」を何十年も続けて聴き

続ける事は、相当な決意根気が必要でしょう。

上記の理由以外にも、私自身は今現在の「コンテンポラリー」なロックを

聴けなくなった(付いていけなくなった)時に、ロック離れが加速します。


今は子供が大きくなり、一緒に出掛ける機会が減った事で、以前よりも自分

の時間が持てるようになりました。そのおかげで、今迄の鬱憤を晴らすかの

ように、ロックを聴いています。


学生時代は「音楽を聴く時間はたっぷりある」のに、「お金が無い」

社会人になると「お金はそこそこある」のに、「音楽を聴く暇がない」


でも、人生の中で「失うもの」がある時には、必ずそれを補填するように

「得るもの」が、生まれて来るものですね。


一度、のめりこんだロックを色々な理由があるにせよ、そう簡単に忘れる

ものでは無いはずです。

たとえ一時的に遠ざかっていたとしても、眠っていた「ロック魂」

呼び起こすキッカケがあれば、必ず「ロック離れ」から戻って来る事が

出来るでしょう。


70歳過ぎても、80歳過ぎても、ロックを聴き続けられたら、もの凄く

素敵な老後になる事でしょうね。まぁ、生きていればですが・・・(笑)。



Bron Yr Aur/Led Zeppelin
3rdアルバムのアウト・テイク・ナンバー。『Physical Graffiti』の中では
この曲と、この曲の後に続く
「Down by the Seaside」が好き


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THEME:洋楽ロック | GENRE:音楽 |

COMMENT

もしも「ロック」以外の音楽に夢中になることも「ロック離れ」ということになるのだとしたら、俺の場合もう何万回も「ロック離れ」したことになりますが、そういうことではないのですね。しかし、最終的にはやはり「ロック」に戻ってきてしまう。「スリーコードのマジック」・・・魔法を信じるかい?
てことで上記のOASI-Zさんの挙げた「ロック離れ」の条件①から順に自分当てはめて考えてみました。
①部活・・・中学校の時はそれほど熱心に部活やってなかったというか、わりとゆるい部活だつたので音楽を聴く時間・・・ありました。高校は軽音サークルだったのでロックにドップリ漬かってたし・・・。
②就職・・・教育に関わる仕事だったので、これも家に仕事を持ち帰ることが多く、音楽聴きながら仕事していましたね。あと飲み会も年末年始やイベントごとの反省会程度で、あまり多くなかったので、これまた音楽聴く時間・・・ありました。給料もある程度自由になったのでレコードかいまくってましたね。
③結婚・・・女房は洋楽をほとんど聴かなかったけど、俺の趣味は尊重してくれたので、CD買ってましたね。
④子育て・・・胎教と情操教育を兼ねて、常に洋楽ロックかけてました。家族サービスの車の中とか・・・おかげですっかりロック好きに育ってくれたかというとさにあらず・・・まったく洋楽を聴かないいまどきのJ-P0P青年に育ちました(汗!!)
で、最後今現在の「コンテンポラリーなロック」についてはついて行けないというよりも、ついて行く気がない。だって俺の好みのロックというのは60・70年代のものに集中しているし、リアルタイムで追いかけたのも80~90年代まで・・・。で、しっかりロックな(頑固な)親父ができあがりましたとさ(爆!!)というわけで、ロック離れは一生無理そうです!! そういう意味ではかなり前から老後が始まってるみたいです。

お邪魔します。

僕の場合は、社会人になってからは、
気に入った物だけチョイスして
細々ながら聴き続けて来ました。
けれど、最初の結婚で何とか家を
買いたいがため、倹約の日々で
音楽など聴く余裕すら失っていました。
それが97年から2002年の間の事でした。
好きな物を我慢した挙句、離婚。
本末転倒ですね。

”で”2004年に再婚。
現在の妻は音楽大好きな人で。
再び、音楽を聴く機会が訪れました。
妻から教わる事も多く。
トム・ウェイツを聴くようになったのも
妻からの影響大です(苦笑)
多分、この結婚生活が続く限り
音楽(ロックを含む)は、恐らく
死ぬまで聴き続けてゆけそうです。

シュガー・シェイカーさん、長文のコメントありがとうございます。

シュガーさんの人生そのものが「ロック」ですね~。実に理想的な「ミュージック・ライフ」を送って来られたと思います。
でも、殆どの人は人生の半ばで自然淘汰されていくのではと思います。
調べた訳では有りませんが、20歳の時に「ロック」を聴いていた人が50歳になっても「ロック」を日常的に聴いている人は2割ぐらいじゃないかと・・・?

私は常に「コンテンポラリーなロック」中心に聴いてきましたので、どうしてもその時代のロックに付いていけない(つまらない)と思うと、「ロック離れ」が進みます。
一番酷かったのが80年代後半で「聴けるロック」が無くなってしまった時です。
結局、その時は「競馬」という小学生の時からTVで観るのが好きだったブラッド・スポーツに、どっぷり嵌ってしまったのです。それは正に「ロックを聴き始めた時に匹敵する感動」を与えてくれたものです。
(でも1ヶ月に2回は、CDショップを覗いていましたが・・・)

私が60年代ロックを聴かないのは、その時代のロックをリアルタイムで聴いていないから。その時代のロックの息吹や、進化や、必然性、ファンの反応などが伝わって来ないと、どうしてものめりこめないのです。
それは私が「ロック離れ」を起していた90年代にも言える事で「何故、ニルヴァーナやオアシスが90年代に登場したのか?」という歴史的な背景も、今となってはリアルに伝わらないのが、残念でならないのです。

ロックの楽しみ方は人それぞれですので、「どれが良い」とか、「正解」というものがないのが素晴らしいですね。
そして、ブログを通じてシュガーさんのような「鉄人級」の人や、若い人の新しい感性などを肌で感じ、刺激を受けながら、これからも末永くロックを聴いて行きたいと思っておりますので、宜しくお願いします。

tone toneさん、いつもコメントありがとうございます。

音楽の数だけ、そのリスナーにも色々な人生があるものですね。
そして、世間的には非主流(苦笑)な洋楽(ロック)という趣味を長く続ける為には、その人の環境も大きく影響を与えるものだと思います。

中でも異性の存在は、非常に大きいものだと(照)。私も好きな女性とデートをしている時は、ロックの事もすっかり忘れて、楽しい時間を過ごすことばかり考えておりました。
そして、夜遅くアパートに帰って来て寝るまでの間、一人で音楽を聴くのですが、次第にその時間が減って行くのが寂しく感じたものです。

tone toneさんの奥さんは、ロックが好きな方で良かったですね。
少なくても、私が出逢った女性でロックの話で盛り上がる事が出来た人は、一人も居りません(妻を含む)。だから、とても羨ましく思います。

今の自分の趣味は「ロック:7、ゴルフ:2、競馬:1」という事で、これは自分なりに「黄金比率」だと思っております(笑)。この比率のバランスを上手く保つ事が出来れば、末永くロックを聴いていけるだろうと思います。

お互い健康に留意しながら、これからも好きな音楽を聴き続けていけるように、頑張っていきましょう。

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