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プロフィール

OASI-Z

Author:OASI-Z
札幌市出身で現在新潟市在住のOASI-Z(オアシーズ)です。
10歳の時に兄の影響で洋楽に目覚めたものの、80年代後半から急にロックがつまらなくなり、「競馬必勝法」の研究に没頭するようになる。その間、約15年以上のブランクがあったものの、2006年頃から空白を取り戻すかのように、洋楽を聴き始め今日に至っております。
音楽以外では、競馬を含むスポーツ鑑賞。サッカーJ1、アルビレックス新潟の熱心じゃない サポーターとしても活動中。

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オアシ君の青春日記③~夏の想い出

Scream.jpgsplit enzOingo BoingoMonochrome Setthe FIXX

【今日の5曲】  ~テーマ『クロスオーバーイレブン』な気分で《その6》~

1.香港庭園/スージー&ザ・バンシーズ・・・The Scream
2.マイ・ミステイク/スプリット・エンズ・・・Dizrythmia
3.プライヴェート・ライフ/オインゴ・ボインゴ・・・Nothing To Fear
4.アルファビル/ザ・モノクローム・セット・・・Volume, Contrast, Brilliance...
5.スタンド・オア・フォール/ザ・フィックス・・・Shuttered Room



オアシ君が大学1年の夏休み、地元のお菓子屋さんで1ヶ月間アルバイトをした。
街の中心にある老舗のお菓子屋で、和菓子も洋菓子も揃えた人気の店だった。

オアシ君はそこで、店舗近くの倉庫からクッキーなどの焼き菓子を店内に搬入
したり、お菓子の詰め合わせの箱を包装紙で包む作業をした。

この「箱を包装紙で包む」という作業は、オアシ君の人生の中でも初めての
経験で、最初は悪戦苦闘の連続だった。そのスピードは、ベテランの店員が
3箱包み終る時、ようやく1箱終わるという情けないものだった。

「お金を稼ぐという事は、実に大変な事だ」
大人への階段を一歩昇った気がした、オアシ君19歳の夏だった・・・。


Scream.jpg
香港庭園/スージー&ザ・バンシーズ

バイトも2週間が過ぎた頃だったろうか。
ようやく仕事にも慣れて来て、比較的年配の方が多い店員の方々とも
色々な話が出来るようになってきた。

そんなオアシ君の楽しみは、お昼の休憩だった。
交代で休憩を取るのだが、オアシ君は毎日同じ店には行かないように、
ローテーションを考えて食事の場所を決めていた。

その日は、バイト先の近くのビルの地下にある喫茶店に行った。
実は先週その店に行った時に「100円割引券」を貰っていたので、それを
使おうと思ったのだ。

店に一人で入って、メニューを見て380円のミートソースに決めた。
今の時代「ミートソース」というメニューは、とんとお目にかからなくなったが、
今から30年前はスパゲティと言えば「ナポリタン」か、「ミートソース」しか
なかったのだ。(もちろん、パスタという言葉も存在していなかった)

「100円割引券があるから280円で食べられる。ラッキー!」と心の中で思い、
ミートソースにパルメザンチーズをたっぷりかけて、美味しそうにほおばる
オアシ君だった。


split enz
マイ・ミステイク/スプリット・エンズ

Oingo Boingo
プライヴェート・ライフ/オインゴ・ボインゴ


ミートソースを食べ終わり、雑誌や漫画本を読みながら時間を過ごしていた
オアシ君が、時計を見ると休憩時間終了まで、あと10分だった。

「さて、そろそろ戻ろうかな?」と思いながら、伝票の「380円」という金額
を確認しながら、財布の中から「100円割引券」を取り出そうとした。

「あれ?お札が1枚も無いや」

前日、バイトの後に友人達とファミレスで「ハンバーグ・ランチ」を食べると
いう贅沢をしたのを思い出した。

オアシ君は、少し不安な面持ちで小銭のポケットを開けてみた。

銀色に光る100円玉が2枚。
赤褐色の10円玉が7枚。
そして5円玉が1枚。


何度数えても、その枚数は変わらなかった。
財布のあらゆる所を捜しても「275円」しか無いのだ。

オアシ君は、背中に汗が「つっー」と流れるのを感じた。

「俺は無銭飲食で捕まってしまうのだろうか?」

よくTVで見る、奥の部屋に連れて行かれて「ボコボコ」にやられてしまう
シーンが、頭の中を駆け巡った。

しかし、考えている時間も無かったのでオアシ君はウエイターの人を呼んで
正直に話をした。

「すいません、お金が5円足りないのです。でも、この近くでバイトをして
いるので、人から借りて必ず5円を持って戻ってきます」


オアシ君は、必死にウエイターの人に訴えた。

すると、そのウエイターは

「少しお待ち下さい」

そう言って、厨房の奥に消えていったのだった・・・。


Monochrome Set
アルファビル/ザ・モノクローム・セット


1分くらいが過ぎて、再びそのウエイターが戻ってきた。

「いよいよ、奥の部屋に連れて行かれるのか?」緊張感がオアシ君に走った。

するとそのウエイターは

「あっ、今回これでいいですよ。5円はサービスしておきます」

そう言ってくれたのだ。

「あ、ありがとうございます!・・・」

オアシ君はそう言ってレジに行き「380円」のミートソースを「100円割引券」
使って、しかも5円サービスしてもらって「275円」を支払った。

レジをしてくれたさっきのウエイターが

「これに懲りずにまた来てくださいね」と言って
次回使える「100円割引券」を渡してくれた。


しかしオアシ君は、その後二度とその喫茶店を訪れる事はなかった・・・。


the FIXX
スタンド・オア・フォール/the FIXX

THEME:洋楽ロック | GENRE:音楽 |

ロックのワールド・カップ

photosofghosta[1]Split Enz True ColoursMan MachineFocus 3Quiet Life

【今日の5曲】  ~テーマ『ロックのワールド・カップ』~

1.セレブレイション/PFM・・・Photos of Ghosts
2.アイ・ガット・ユー/スプリット・エンズ・・・True Colours
3.モデル/クラフトワーク・・・Man Machine
4.シルヴィア/フォーカス・・・FocusⅢ
5.オール・トゥモロウズ・パーティーズ/ジャパン・・・Quiet Life


盛り上がりを見せている「2010FIFAワールドカップ南アフリカ大会」
ですが、世界各国の強豪が4年に1度プライドを賭けて戦う熱戦が、連日
繰り広げられています。

私も夜中1時過ぎに寝る日々が続いており、寝る時も「ブブゼラ」の音が
耳から離れずに(笑)、睡眠不足に拍車をかけております。

そんな事で「今日の5曲」はサッカーに負けじと、ロックのワールド・カップ
を開催したいと思います。


photosofghosta[1]

先ず1曲目は、前回2006年Wカップを制したイタリアに敬意を表し、イタリアの
プログレバンドPFM(プレミアータ・フォルネリア・マルコーニ)の3rdアルバムで、
世界デビューアルバムとなった『幻の映像』から「セレブレイション」です。

1973年、EL&P(エマーソン・レイク&パーマー)が設立したマンティコア・レーベル
からリリースされた本作品は、その壮大なスケールのシンフォニックな音作りと
叙情的なメロディで、日本でもかなり注目を集めました。

この「セレブレイション」はEL&Pのキース・エマーソンばりのムーグ・シンセと、
メロディが耳に残る「ロック・ワールドカップ」の幕開けに相応しい曲と言えます。


Split Enz True ColoursTrue Colours.

2曲目は、今大会実に28年ぶり2度目の出場を決めたニュージーランド
バンド、スプリット・エンズの1980年に発表したアルバム『トゥルー・カラーズ』
から「アイ・ガット・ユー」です。

1976年、ロキシー・ミュージックフィル・マンザネラのプロデュースでデビュー
を果たしたスプリット・エンズですが、その奇天烈なルックスと格好が日本でも
話題を呼び、屈折したサウンドも相俟って私も大注目のバンドでした。

しかし、その後泣かず飛ばずでアルバムは輸入盤でしか手に入らず、この作品は
1980年、久しぶりに日本発売されたレコードでした。
ニュー・ウェーヴの影響が感じられる作品で、この「アイ・ガット・ユー」も本国
ではピンク・フロイドを抑えて2ヶ月間トップを走る、大ヒットになったようですが、
当初の屈折部分が薄くなってフツーのバンドになってしまった事が、個人的には
残念でした。




Man Machine

3曲目は、15大会連続17回目の出場を果たした前回2006年W杯開催国の
ドイツ代表、クラフトワークの1978年の作品『人間解体(Man Machine)』
から「モデル」です。

当時、私も恥ずかしながら「もみ上げ」を短くスパッと切ってテクノ・カット
を楽しんでいた時代で、DEVOや日本のYMOP-MODELヒカシュー
ジューシィ・フルーツなどと、一大ムーヴメントを巻き起こしました

どこか暗さを残しながら、哀愁的なメロディを持つこの「モデル」は
「テクノ・ポップ」ブームの火付け役となった代表曲と言えるでしょう。


Focus 3

4曲目は、日本と同じE組で2大会連続9回目の出場を決めたオランダ
を代表して、フォーカスの3枚目のアルバムから「シルヴィア」です。

悪魔の呪文とヨーデルが苦手な私ですが(笑)、この曲はフォーカスらしくない
実にポップで、ヤン・アッカーマンのメロディアスなギターが印象的な
インストゥルメンタル・ナンバーです。





Quiet Life

そして最後は4大会連続4回目の出場、初戦のカメルーン戦に勝利し予選リーグ
突破の為に重要なオランダとの戦いを明日に控えた、我等が岡田ジャパンです(笑)。

70年代後半~80年代前半、その美容師のような佇まいとルックスで、日本でも
女性を中心にアイドル的な人気を誇った為に、正当な評価を得る事が出来
なかったジャパンですが、演奏技術は別としても音楽的なクオリティは高い
ものを持っていたバンドです。

この彼らの3rdアルバム『クワイエット・ライフ』デヴィッド・シルヴィアン
内向的な音楽性をダンサブルなリズムに乗せ、ブライアン・フェリーばりの
ヨーロッパ耽美主義とのマッチングを試みた実験的な作品で、その後の
ジャパンの方向性を決定した、ターニング・ポイントと言えるアルバムと
なりました。
因みのこの「オール・トゥモロウズ・パーティーズ」は、ヴェルベッツの1st
アルバムに収められたカヴァーです。



明日のオランダ戦、岡田ジャパンはどんな戦いをしてくれるのでしょうか?
果たして明日は勝利して、盛大なパーティーが開けるのでしょうか?
(それで「オール・トゥモロウズ・パーティーズ」なんですから・・・)

まぁ、あまり入れ込まずに期待しないで観戦しようと思いますけどね(笑)。

THEME:洋楽ロック | GENRE:音楽 |

オアシ君の青春日記②

Psychedlic FursFYC.jpgOrganisation.jpgSoft CellSqueeze cosi

【今日の5曲】  ~テーマ『クロスオーバーイレブン』な気分で《その5》~

1.イミテーション・オブ・クライスト/サイケデリック・ファーズ・・・The Psychedelic Furs
2.シー・ドライヴス・ミー・クレイジー/ファイン・ヤング・カニバルズ・・・The Law The Cooked
3.エノラゲイの悲劇/オーケストラル・マヌーヴァーズ・イン・ザ・ダーク・・・Organisation
4.キッチン・シンク・ドラマ/ソフト・セル・・・The Art Of Falling Apart
5.キング・ジョージ・ストリート/スクイーズ・・・Cosi Fan Tutti Frutti


北海道生まれのオアシ君は、「ゴキブリ」というものを見た事がなかった。
北海道は寒いせいか、ゴキブリは生息していなかったからだ。

大学生になって内地に渡りアパート住まいを始めた時、オアシ君は密かに
「ゴキブリとの遭遇」を楽しみにしていたのである。

そんなオアシ君とゴキブリの遭遇は、意外と早く訪れた。
それは6月に入り、じめじめとした梅雨の季節になった時だった。

大学2年生になって授業にも余裕が出て来たオアシ君は、毎日夕方から喫茶店で
ウェイターのバイトを始めていた。

その日もいつもと同じように喫茶店のバイトを終え、愛車のヤマハ・パッソルに
乗って夜の11時半頃アパートに帰ってきたオアシ君は、真っ暗い部屋の電気を
点けた。

すると、台所の壁の白いクロスに「真っ黒い物体」が張り付くように止まって
いるのを発見した。

「もしかして、ゴキブリ?!」

そう思ったオアシ君は、ソロリソロリとその「黒い物体」が居る壁に近づいた。

体長は5~6cmくらいは有っただろうか。
その黒い物体は一見、昆虫の「クワガタ」のメスのような、妖しげな光沢を放っていた。

「部屋にクワガタが居るか?窓だってしまっているし」

そう思いながらもオアシ君は、約1m位の距離までその「黒い物体」に近づいた。

心臓の鼓動が「バクバク」と高鳴り、50cmの距離に接近した時オアシ君は確信した。

「これがゴキブリかぁ!すげーなぁ・・・」

そう思った瞬間にゴキブリは壁を真下の方に走り抜け、流し台の下に
姿を消してしまった・・・。


Psychedlic Furs

FYC.jpg

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ゴキブリとの初対面を済ました翌日、いつものようにバイトから帰って来た
オアシ君は、真っ暗い部屋の電気を点けた。

今日は金曜日で、いつもよりお客さんが多かったせいか足が棒のようになって
疲れていたので、昨日のゴキブリの事はすっかり忘れていた。

しかし、昨日とほとんど同じ台所の壁に「黒い物体」が居るではないか。

昨日ほどの感動はさすがに無かった。疲れていたせいもあったのだろう。
早く休みたかったオアシ君は、とりあえず新聞を丸めてゴキブリを追い出す事に
成功した。

そしてその翌日、バイトから帰って来たオアシ君が真っ暗い部屋の電気を点けると
また、同じ台所の壁にゴキブリが居るではないか。

3日連続で出現したゴキブリに対し、さすがにオアシ君も嫌気がさしていた。
「明日はゴキブリホイホイを買って来よう」と心に決めた。

翌日、バイトに行く前に「ゴキブリホイホイ」を購入して、いつもの台所の壁の
下の流し台の隙間にそれを設置した。

「これで、先ずは一安心だな」

そう思いながら、オアシ君はバイトに向かった。

しかしその夜、バイトから帰ってきたオアシ君を待っていたのは、設置した
「ゴキブリホイホイ」をあざ笑うかの如く、4日連続の妖しい光沢を放つ
「黒い物体」だった・・・。


Soft Cell


さすがに頭に来たオアシ君は、そのゴキブリを丸めた新聞で「これでもか!」と
いうくらい、めった打ちにして叩きのめした。

そして、窓からゴキブリの死体を外の草むらに投げ捨てた。

あれほどまで会う事を楽しみにしていたゴキブリが、これほどまでしつこくて
嫌なヤツだとは思わなかった。

「あー、ムカムカする。ゴキブリホイホイなんて何の役にも立たないじゃん」

そう思いながらベッドに横になっていると、さっきゴキブリを捨てた後も暑いので
開けっ放しにしていた窓から「バタバタバタ」と何かが部屋に飛び込んできた。

「鳥か?」

慌ててベッドから身体を起こして部屋の壁を見てみると、そこに止まっているのは
なんとあの「黒い物体」だった・・・。


Squeeze cosi

THEME:洋楽ロック | GENRE:音楽 |

オアシ君の青春日記①

Thats the Way of the WorldPunch The ClockThe Best Of FriendXTC_-_Beeswax.jpgSteely Dan:Royal Scam

【今日の5曲】  ~テーマ『クロスオーバーイレブン』な気分で《その4》~

1.暗黒への挑戦/アース・ウィンド&ファイアー・・・That's The Way Of The World
2.チャーム・スクール/エルヴィス・コステロ・・・Punch The Clock
3.愛する人/ロギンス&メッシーナ・・・The Best Of Friends
4.ブレイム・ザ・ウェザー/XTC・・・Beeswax:Some B-Sides 1977-1982
5.トルコ帽もないのに/スティーリー・ダン・・・Royal Scam


大学2年生になったオアシ君は、一人でアパート住まいを始めた。
1年の時は大学の寮に居たのだが、寮には1年しか居られないので
必然的にアパートに移り住むしかなかったのだ。

部屋は7畳半の変則的な間取りの一角に台所、それに風呂とトイレが一緒の
ユニットバスがついている、結構小ぎれいなアパートだ。
でもこの「お風呂」が数ヶ月後、オアシ君を悩ませる事になるとは、この時は
夢にも思わなかった。

風呂はお湯を貯めて入るタイプのものでは無く、一旦浴槽に水を貯めて
それを温めて入るものだ。
浴槽に水が貯まるのに20分、それを沸かすのに30分~40分。都合、1時間
かけてようやく入れるというツワモノだ。

夏はまだ良かったのだが、冬になると水温が冷たい為、お湯が沸くのに
1時間近くもかかるようになった。

その為、冬場のガス料金の請求額が異常に高くなり、入浴は2日に一度、
または3日に一度入ることでオアシ君は節約をした。

しかし、どんなに入る回数を減らしてもガス料金は、それをあざ笑うかのように
少しずつ増え続けていった。
沸かす時間を短くして、ぬるくて寒いお風呂に我慢して入っても、ガス料金が
減る事は決してなかった。

クラスの友人に聞いてみると「俺んち、そんなにガス料金かかんないよ。
ガス漏れてんじゃねーの」と実にそっけない答だった。

オアシ君は、一人暮らしの厳しさを身に染みて感じていたのだった・・・。


Thats the Way of the World

Punch The Clock

The Best Of Friend


この状況が「絶対、おかしい!」と気付いたのは、オアシ君が春休みで帰省
していたにもかかわらず、その月の請求額が前月と変わらなかったからだ。

オアシ君は、意を決してガス会社に電話をしてみた。
ガス会社の担当者の答は「ガスを使用した時、貴方の部屋のガスメーターが
正しく動くかを確認して下さい」というものだった。

オアシ君は早速、ガスメーターが収納されているBOXの扉を開いてみた。
すると、そこには2つのメーターが設置されていた。
オアシ君の部屋のものと、隣の部屋のメーターだ。

急いで部屋に戻り、ガステーブルに火を点けてメーターの所に戻ると
勢いよくメーターが回転していたのは、なんと隣の部屋のメーターだった・・・。


XTC_-_Beeswax.jpg


オアシ君の隣の部屋の住人は、同じ大学の4年生の女子だった。
隣と言っても顔を合わすこともなく、オアシ君が引っ越してきた時に
挨拶に行って以来、会うことも無かった。
ただ、隣の部屋から夜になると男の声がいつも聞こえて来た。
もしかしたら、同棲していたのかも知れない。

オアシ君がメーターを確認した時、その隣人は卒業式を終えて引越しを
したばかりだった。
だから、どう考えても隣の部屋のメーターが動く事など有り得ないのだ。

即ち約1年近く、オアシ君は隣の部屋のガス料金を払い続けてきたのだ

オアシ君が決死の思いで、寒い風呂に入っていたにもかかわらず、
ガス料金が減らなかったのも、これで説明がついた。
オアシ君が冬休みに帰省した時は、隣人も帰省していたのだろう。
請求額の異変には、その時はまだ気付かなかった。

オアシ君はガス会社に連絡をして調べに来てもらい、オアシ君が引っ越して
来てから約1年間の両方の部屋のガス料金を比べて、多く払い過ぎた
約9万円もの大金を返金してもらった。

オアシ君が増え続けるガス料金に悩み、我慢をすればするほど、
隣のガス料金が減っていったのだと考えると、やりきれない気分になった。

隣の部屋では、二人で仲良く暖かい風呂に毎日入っていた(←推定)と考えると、
腸が煮えくりかえそうにもなった。

隣人の女性の行方は、もう分からないはずだ。
ガス会社は、差額分の請求は出来ないのだろうと思うと
無性に腹立たしい気持ちになった。

でも、オアシ君にとっては社会生活の厳しさを肌で感じとり
大人への階段を一歩上ったという意味では、
良かったのかも知れない・・・。


Steely Dan:Royal Scam
                     コイツは誰なんだ?

THEME:洋楽ロック | GENRE:音楽 |

保育園時代『右大臣』をやりました(笑)

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【今日の5曲】  ~テーマ『ウーマン・ロック特集』~
1.コヨーテ/ジョニ・ミッチェル・・・Hejira
2.ルカ/スザンヌ・ヴェガ・・・Solitude Standing
3.サット・イン・ユア・ラップ/ケイト・ブッシュ・・・The Dreaming
4.愛しのキッズ/プリテンダーズ・・・Pretnders
5.ビコーズ・ザ・ナイト/パティスミス・・・Easter


3月3日は、雛祭りですね
雛祭りというと「女の子の節句」ということで、男子には余り縁の無い行事ですが、
昔から「七段飾りの雛人形!」なんてものを、羨望の眼差しで見ておりました(汗)。

さすがに今は、住宅事情もあって「三段飾り」もしくは「お内裏様とお雛様」の二体
による「親王飾り」が主流のようです。

「三段」ですとかろうじて「三人官女」は居ますが、「五人囃子」は居りません。
ましてや私が40数年前、保育園でやった(やらせられた)「あ~かいお顔
右大臣」は、今ではすっかり影の薄い存在になってしまいました・・・。

ということで、「今日の5曲」は雛祭りにちなんで「女性ヴォーカル」
名曲を選んでみました。(←実はこの企画も、某ラジオ番組のパクリ


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先ず1曲目は、ジョニ・ミッチェルの1976年に発表された8作目のアルバム
『Hejira(邦題:逃避行)』から、オープニング・ナンバーの「コヨーテ」です。
デビュー当時のフォーキーなイメージは、このアルバムの頃には姿を消し、
ロック、ジャズといった要素を取り入れた彼女独自の音楽スタイルが、円熟期
を迎えていた時代のアルバムです。
この「コヨーテ」は、ジョニのギターとヴォーカルを、ジャコ・パストリアス
ベースに乗せて、NYから彼女の故郷であるLAへ旅立とうとしている事を
歌った曲です。
因みにこのモノ・トーンの落ち着いたアルバム・ジャケットの、アート・ワークも
彼女が手掛けており、どうやら天は二物を彼女に与えてしまったようです。


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2曲目は、スザンヌ・ヴェガの1987年発表の2ndアルバム『孤独(ひとり)』
から、大ヒットした「ルカ」です。
歌詞の内容は「幼児虐待」について歌ったもの。しかし、メロディがキャッチーで
あるため、ヘヴィで悲惨な部分がが薄れて、とてもポップな印象を受けます。
透明感のある彼女のヴォーカルは、20年以上経った今でも決して色褪せる
ことなくとても深い感動を与えてくれます。


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3曲目は、1982年に発表されたケイト・ブッシュの4枚目のアルバム
『ザ・ドリーミング』から「サット・イン・ユア・ラップ」です。
このアルバムは、72トラックを使ってレコーディングされ、製作に15ヶ月、
トラック・ダウンだけで1ヶ月を費やして作られたという「大力作」です。
当時レコード・プレイヤーのカートリッジを、SHUREの高価な(笑)ものに替えた
ばかりで、そのせいもあってか、A面1曲目のこのナンバーを聴いた時に
その「濃密な音」と「鬼気迫るヴォーカル」にぶっ飛んだ覚えが有ります。
ピンク・フロイドのデイヴ・ギルモアに見出され、デビューした彼女ですが
1stアルバムの『嵐ヶ丘』が、本国イギリスで大ヒット。その超高音硬質な
ヴォーカルが日本でも注目され、彼女の歌声はCMやトーク・ヴァラエティ
番組に使われる事になります。


このPVもぶっ飛びます


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4曲目は、1980年に発表されたプリテンダーズのデビュー・アルバムから、
スマッシュ・ヒットした「愛しのキッズ」です。
「ポスト・パンク」「ニュー・ウェーヴ」的な、小気味良いロックン・ロールを
聴かせてくれたバンドで、デビュー・シングル(キンクスのカヴァー)の
プロデュースにニック・ロウの名前があって「なるほど」と納得させて
くれました。
しかし、このバンドの魅力はなんと言ってもギタリストでリード・ヴォーカル
である、クリッシー・ハインドの「醒めたカッコよさ」にありました。
テレキャスターの乾いた音のギターを鳴らしながら、ハスキーな声で歌う
姿は本当にゾクゾクしたものです。
キース・リチャーズ、ジョー・ストラマー、ブルース・スプリングスティーン・・・、
テレキャスター持っている姿って、本当に皆カッコイイなぁ~。


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そして、最後の5曲目は1978年に発表されたパティ・スミスの3ndアルバム
『イースター』から「ビコーズ・ザ・ナイト」です。
この歌はブルース・スプリングスティーンが曲を、パティ・スミスが詩を
書き下ろした共作で、静寂なイントロから一転、後半の高揚感へ昇り詰める
構成が、感動的な名曲です。
よく「ニューヨーク・パンクの女王」などと言われる彼女ですが、いわゆる
UKパンクとは別モノで、テレヴィジョン(トム・ヴァーレイン)に通じる
「ヘロヘロ」したヴォーカルと、哀愁を帯びたメロディ・ラインが特徴です。
実は、当時この二人は恋仲にあったという事で、音楽性が似通っているのも
頷けますね。

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実は我が家の雛人形、私がオリンピックに夢中になっていたせいか、
出すのを忘れてしまったんですよね~

今さら出しても、すぐ片付けなければならないし。
まぁ、防虫剤だけでも箱に入れておこうと思いますが・・・。

THEME:洋楽ロック | GENRE:音楽 |
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