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プロフィール

OASI-Z

Author:OASI-Z
札幌市出身で現在新潟市在住のOASI-Z(オアシーズ)です。
10歳の時に兄の影響で洋楽に目覚めたものの、80年代後半から急にロックがつまらなくなり、「競馬必勝法」の研究に没頭するようになる。その間、約15年以上のブランクがあったものの、2006年頃から空白を取り戻すかのように、洋楽を聴き始め今日に至っております。
音楽以外では、競馬を含むスポーツ鑑賞。サッカーJ1、アルビレックス新潟の熱心じゃない サポーターとしても活動中。

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OASI-Zが選ぶ10枚の名盤② ピンク・フロイド『おせっかい』

私OASI-Zが影響を受けたアルバムを10枚選んで、不定期に(笑)紹介して
いくコーナーの第2回目は、1971年に発表されたピンク・フロイドの代表作
「Meddle:おせっかい」です。

Meddle.jpg


ピンク・フロイドと言えば、殆どの方が「The Dark Side of The Moon:狂気」
を代表的なアルバムとしてあげる事でしょう。

実際、アメリカでは連続724週(約15年間)にわたってTOP200に居座り続けた
モンスター・アルバムであり、日本でも当時大人気だった天地真理のアルバム
を抜いて「1位」になったという、圧倒的なセールスを誇るコンセプト・アルバム
です。

また、私のリアルタイムなピンク・フロイドは「狂気」で、このアルバムは様々な
効果音とミュージック・コンクレートを駆使し、色々なアイデアが詰め込まれた
画期的なアルバムで、まさに「プログレッシヴ・ロック」を代表する作品だと
言っても過言ではないでしょう。
しかし、トータル的なアルバムの評価は「狂気」の方が上かも知れませんが、
私が魂を揺さぶられた「珠玉の名曲」という観点では、「おせっかい」に収録
された「エコーズ」に勝るものはありません。

この「エコーズ」を聴いた時の事は、今でもハッキリ覚えています。

当時、中学生だったOASI-Zは、友人のユウジ君と小野君と三人で、英語の
ミウラ先生の家に遊びに行きました。(ユウジ、小野に気をつけろ・・・)

ミウラ先生は、数100枚のロックのLPレコードを所有しており、まだ中学生の
我々が聴いた事のないレコードを、上質な音響設備のオーディオで聴ける事が、
本当に楽しみでした。

そして、そのミウラ先生の家で「エコーズ」を初めて聴いたのです。

ミウラ先生は午後の明るい時間にもかかわらず、部屋のカーテンを閉めてから
レコードに針を下ろしました。

それは「エコーズ」の1音1音から、我々がイマジネイションを駆り立てる為の、
最高の演出効果だったのです。

ピアノの高いキーの音に「エコー」をかけたイントロから始まるこの曲は、
その後に異様なまでの緊張感が包み込みます。



そして、この曲のクライマックスはインスト・パートが続いた後、11分~19分の
8分間、出口の見えない混沌とした暗闇の迷宮に閉じ込められ、我慢の極限
に達した時、明るい陽光が差し込むように
ヴォーカルで我々を「緊張感」から
解放してくれる瞬間だと思います。



このクライマックスへ導くサウンド・プロダクションが、他のプログレ・バンドに
比べて秀でており、特に演奏技術が高いわけではないこのバンドが、これほど
までに高い支持を集めた、最大の理由なのだと思います。

緻密に計算された構成とアイデア、そして一つのテーマを繰り返す、単調な曲
にもかかわらず張り詰めた音の緊張感によって、23分を超える長尺な曲を飽き
させないで聴かせてくれるテクニックは、流石としか言いようがありません。

ただ、今聴くとあのファースト・インプレッションの感動を、残念ながら味わう事
は出来ません。それは今とは時代も違うし、ロックがその後も様々な形で進化
してきているからでしょう。
それでも、A面の②~④なんかは今の「ブルックリン派のネオ・フォーク」
サイケ感に通じるものがあり、全く古臭く感じさせないのは驚きです。


「エコーズ」を聴き終えた後、ミウラ先生がカーテンを開けて眩い外の陽光が
部屋に差し込んだ時の「脱力感」「満足感」は、この「耳」ジャケット写真と
セットになって、35年以上たった今でも忘れる事は出来ないのです。



THEME:洋楽ロック | GENRE:音楽 |

OASI-Zが選ぶ10枚の名盤① デヴィッド・ボウイ『ジギー・スターダスト』 

今現在ロック(音楽)を聴いている人には、必ず魂を揺さぶられた
決して忘れる事が出来ない、自分にとっての「名盤」が有ると思います。
私OASI-Zにも、そんな思い出深いアルバムがいくつかあります。

そこで、私が影響を受けたアルバムを「10枚」選んでこれから不定期に(笑)
紹介していきたいと思います。

第1回目の今回は、'72年発表のデヴィッド・ボウイ「ジギー・スターダスト」
(The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars
邦題:屈折する星屑の上昇と下降、そして火星から来た蜘蛛の群)です。


Ziggy Stardust

このアルバムを初めて聴いた時の衝撃は、今でも忘れられません。

顔には化粧を施し、煌びやかなファンションばかりが注目されて音楽的に
正当な評価をされる事が少なかったグラム・ロック

そのグラム・ロックの代表選手と言えば、マーク・ボラン(T.レックス)
デヴィッド・ボウイでした。

特に日本ではアルバムよりも、シングル・ヒットを連発していたT.レックス
の人気が圧倒的で、シングル・ヒットが少なかったデヴィッド・ボウイは、
マーク・ボランよりも人気面では、遅れをとっておりました。
(実は私OASI-Zも以前エントリーしましたが→T.レックス派でした)

そんな時に発表されたのが、この『ジギー・スターダスト』でした。

初期のボウイは、ボブ・ディランに影響を受けたフォーキーなサウンドが
中心でしたが、このアルバムによってデヴィッド・ボウイというアーティスト
のスタイルと、イメージが確立したと言えるでしょう。

そして彼のグラマラスなルックスと、パントマイムを使って視覚的にも訴えた
ライヴ・パフォーマンスが評判になり、デヴィッド・ボウイの評価は次第に
高まっていったのです。

実は私、このアルバムはリアルタイムより少し遅れて聴いたのです。
収録曲の「スターマン」のシングル・ヒットはリアルタイムでしたが、同時期に
ヒットしていたT.レックスの「チルドレン・オブ・ザ・レヴォリューション」の方が
「スターマン」よりも気に入っていたので、アルバムを購入するまでには至らな
かったのです。

しかし、それは「大きな間違いだった」という事をアルバムを1回聴いただけで
感じました。

アルバムには、1回聴いただけでその「初期衝動」が凄くて好きになるものと
何回か繰り返し聴いていくうちに好きになるものが有りますが、このアルバムは
正に前者のパターンでした。

また、アルバムのA面4曲目に登場する「スターマン」の素晴らしさは、シングル
として聴いていたものとは、全く別物の印象を受けました。

よく「捨て曲なし」という表現を聞きますが、70年代前半位のアルバムには
どんなに優れた作品でも、1曲や2曲「残念な曲(笑)」というのが収録されて
おりました。

しかしこの「ジギー・スターダスト」は、私が初めて体感する「捨て曲なし」
アルバムだったのです。

それは単にキャッチーだとかポップだとか、そういう理由ではなく、音楽的な
クオリティの高さと、異星からやってきた「ジギー・スターダスト」という架空の
ロック・スターの栄枯盛衰を、トータル・アルバムという1曲1曲が孤立する
のではなく、まるで「ドラマのように」1枚のアルバムが構成されている事が
大きいと感じます。

そして圧巻なのは、アコースティック・ギターを弾きながらボウイが切々と歌う
ラスト・ナンバーの「Rock'n' Roll Suicide:ロックン・ロールの自殺者」

あなたはひとりじゃない 僕の方を向いてくれ
あなたはひとりじゃない 戻ろう生きるんだ
あなたはひとりじゃない あなたの両手を差し出すんだ
あなたは素晴らしい 両手を差し出しておくれ
あなたは素晴らしい 両手を差し出しておくれ


このメッセージがロックが好きな我々に、どれだけ勇気を与えてくれたことか。
そして私OASI-Zにとっても、この1曲でデヴィッド・ボウイの評価が決定した
と言える「珠玉の名曲」なのです。



ボウイは本当に異星人じゃないの?と思わせる、ジャケットのアート・ワークも
含めて1970年代だけでなく「20世紀を代表する」作品だと思います。


THEME:洋楽ロック | GENRE:音楽 |
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