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プロフィール

OASI-Z

Author:OASI-Z
札幌市出身で現在新潟市在住のOASI-Z(オアシーズ)です。
10歳の時に兄の影響で洋楽に目覚めたものの、80年代後半から急にロックがつまらなくなり、「競馬必勝法」の研究に没頭するようになる。その間、約15年以上のブランクがあったものの、2006年頃から空白を取り戻すかのように、洋楽を聴き始め今日に至っております。
音楽以外では、競馬を含むスポーツ鑑賞。サッカーJ1、アルビレックス新潟の熱心じゃない サポーターとしても活動中。

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赤盤・青盤企画③ T.REXの巻 【後編】

T-REX.jpgElectric WarriorThe SliderTanx.jpgZinc Alloy And The Hidden Riders Of TomorrowBolans Zip GunFuturistic DragonDandy In The Underworld

ビートルズの「赤盤」「青盤」に対抗して、そのアーティストの既存のベスト盤を
「赤盤」とし、そのベスト盤に未収録の隠れた名曲の中から、OASI-Zが選んだ
『裏ベスト』「青盤」として、その「青盤」を作ってみよう、という企画の第三弾は
T.レックスです。

既存のベスト盤「赤盤」は、『The Slider』以前のヒット曲を集めたベスト盤
『Bolan Boogie』(1972年)と、『The Slider』以降の『Metal Guru』(1981年)
というベストアルバムです。

青盤・後編の今日は、5thアルバム~ラスト(8th)アルバムからの曲を集めた
Side-Bです。
【青盤】T.REX
Side-A
1. Jitterbug Love/Single:B-side
2. Mystic Lady/The Slider
3. Summer Deep/T Rex
4. Once Inch Rock/T Rex
5. Life's A Gas/Electric Warrior
6. Sunken Rags/Single:B-side
7. Ballrooms Of Mars/The Slider
8. Highway Knees/Tanx
9. Chariot Choogle/The Slider
10. Cosmic Dancer/Electric Warrior
Side-B
1. Truck On (Tyke)/Single:A-side
2. Venus Loon/Zinc Alloy And The Hidden Riders Of Tomorrow
3. Change/Zinc Alloy And The Hidden Riders Of Tomorrow
4. Light Of Love/Bolan's Zip Gun
5. Zip Gun Boogie/Bolan's Zip Gun
6. New York City/Futuristic Dragon
7. Chrome Sitar/Futuristic Dragon
8. The Soul Of My Suit/Dandy In The Underworld



アンダー・グラウンドなティラノザウルス・レックスから、T.レックスに名前を
変えて『電気の武者』『ザ・スライダー』と勢い良く昇ってきた太陽が、この辺り
から同じ太陽でも「沈む太陽」となって、水平線に向かっていく事になります。

もっとも、そう感じるのは悲しい最期を知っているからかもしれませんが・・・。




11曲目は1973年暮れにシングル・カットされた「Truck On (Tyke)」です。
「脱グラム・ロック」を宣言し、リ・スタートにあたる作品。
トレード・マークの長髪をバッサリ切って、ショート・カットにイメージ・
チェンジ。体型もいつの間にか太めになり、かつての妖艶でグラマラス
な面影が、すっかり失われてしまった衝撃的な写真を当時の音楽雑誌
で見つけて涙ぐんだものです。

更に「Ride A White Swan」から11曲連続で続いた全英チャート、トップ10
入りの記録も遂に途絶え(最高位12位)、悲しい思い出ばかりが残る曲と
なりました。


Zinc Alloy And The Hidden Riders Of Tomorrow

12、13曲目は1974年に発表された、Zinc Alloy And The Hidden Riders
Of Tomorrow
(邦題:ズィンク・アロイと朝焼けの仮面ライダー)
から、
「Venus Loon (ヴィーナスの美少年)「Change (変革はお陽様の如く)です。
アルバムに収録された殆どの曲に、ヘンテコな邦題が付けられていた
グラム・ロックのブームが去った後のアルバムですが、後期の代表作と
なる「Teenage Dream」も収録されており、なかなかの意欲作だと思います。

尚、このアルバムから後に結婚して交通事故を引き起こす、運命の女性
グロリア・ジョーンズが参加しています。
また、トニー・ヴィスコンティとはこのアルバムが最後の仕事となりました。




Bolans Zip Gun

14、15曲目は、1975年に発表された『Bolan's Zip Gun(邦題:ブギーの
アイドル)
』 から 「Light Of Love」「Zip Gun Boogie」 です。
特に「Light Of Love」は、OASI-Zの記憶では日本の洋楽チャートで、最後
のトップ10ヒットとなったはずです。しかし、良く出来たポップ・ソングである
にもかかわらず、魔法がとけてしまった為に思うようなチャート・アクションは
記録出来ませんでした。
「熱しやすく、冷めやすい」とは良く言ったもので、あれだけ全英と日本を
加熱させたT.レックス(マーク・ボラン)の人気は失速し、既に「過去の人」と
いうイメージが定着してきた、痛々しさを感じる作品です。

尚、このアルバムを最後に長年のパートナーであった、ミッキー・フィン
去る事になります。




Futuristic Dragon

16、17曲目は『Futuristic Dragon(邦題:銀河系よりの使者』)』から
「New York City」「Chrome Sitar」(1976年)。
妻になったグロリア・ジョーンズの影響からか、ソウルっぽい作品が
目立つ作品です。

この頃のマーク・ボランは、TV番組の司会者の仕事をしながら存在感を
発揮していたようです。しかし、番組内で新進気鋭の若手ミュージシャンを
紹介する時の気持ちって、どんな感じだったのだろう・・・。


Dandy In The Underworld

そして、ラスト18曲目は1977年発表の『Dandy In The Underworld
(邦題:地下室のダンディ)
』から、「The Soul Of My Suit」です。
マークの体型も以前のスリムな身体にシェイプ・アップされ、ジャケットの
写真もシャープな顔立ちになっています。
このアルバムには収録されていませんが、結果的に最後のシングルと
なった「セレブレイト・サマー」を聴くと、往年のマーク・ボランのメロディ・
メーカーぶりが存分に発揮されており、再起に向けて準備が着々と進め
られていた様子が伺えます。

それにしても、アンダー・グラウンドな世界に嫌気をさして、華やかなグラム・
ロックのトップ・スターに上り詰めたマーク・ボランが、お金も名誉も何もかも
手に入れた後、「これからは自分の好きな事をやる」と言って、自分自身の
スタート地点であるアングラな世界に、「地下室のダンディ」として戻って
来たのは、必然だったのかも知れません。


生前、「30歳まで生きられないだろう」と語っていたマーク・ボラン
その30歳の誕生日の2週間前、お酒を飲んでいたマークは、妻・グロリアが
運転する車の助手席に乗り込み、自宅近くまで来た時に運転ミスから道路
脇の大木に突っ込んで、マークだけがこの世を去ってしまいました。
この時、グロリアもお酒を飲んでいたというのが、なんとも悔やまれます。

MarcGloria.jpg

余談ですが、OASI-Zが男性ロック・アーティストに対して、アイドル的な
憧れの気持ちを抱いたのは、後にも先にもマーク・ボランただ一人です・・・。


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THEME:洋楽ロック | GENRE:音楽 |

赤盤・青盤企画③ T.REXの巻 【前編】

T-REX.jpgElectric WarriorThe SliderTanx.jpgZinc Alloy And The Hidden Riders Of TomorrowBolans Zip GunFuturistic DragonDandy In The Underworld

ビートルズの「赤盤」「青盤」に対抗して、そのアーティストの既存のベスト盤を
「赤盤」とし、そのベスト盤に未収録の隠れた名曲の中から、OASI-Zが選んだ
『裏ベスト』「青盤」として、その「青盤」を作ってみよう、という企画の第三弾は
T.レックスです。

既存のベスト盤「赤盤」は、『The Slider』以前のヒット曲を集めたベスト盤
『Bolan Boogie』(1972年)と、『The Slider』以降の『Metal Guru』(1981年)
というベストアルバムです。

Bolan Boogie
【赤盤】Bolan Boogie
1. Get It On
2. Beltane Walk
3. The King Of The Mountain Cometh
4. Jewel
5. She Was Born To Be My Unicorn
6. Dove
7. Woodland Rock
8. Ride A White Swan
9. Raw Ramp
10. Jeepster
11. Fist Heart Mighty Dawn Dart
12. By The Light Of The Magical Moon
13. Summertime Blues
14. Hot Love

TREX.jpg
【赤盤】Metal Guru
1. Metal Guru
2. Celebrate Summer
3. Tame My Tiger
4. Born To Boogie
5. City Port
6. Thunderwing
7. The Slider
8. Solid Gold Easy Action
9. 20th Century Boy
10. To know You Is To Love You
11. Teregram Sam
12. Children Of The Revolution
13. Do You Wanna Dance
14. Life's An Elevator
15. Teenage Dream
16. The Groover

【青盤】T.REX  A-side
1. Jitterbug Love/Single:B-side
2. Mystic Lady/The Slider
3. Summer Deep/T Rex
4. Once Inch Rock/T Rex
5. Life's A Gas/Electric Warrior
6. Sunken Rags/Single:B-side
7. Ballrooms Of Mars/The Slider
8. Highway Knees/Tanx
9. Chariot Choogle/The Slider
10. Cosmic Dancer/Electric Warrior


Children Of The Revolution

1曲目は、シングル「Children Of The Revolution」のB面に収められていた
「Jitterbug Love(ジルバの恋)」です。(1972年)
この曲はT.レックスの山ほどあるベスト盤・編集盤の中でも、最も有名な
『Great Hits』に、しっかり収録されているのですが(汗)、逆に言うと
何故にこの曲がシングルのB面なのか?理解に苦しむ位、スリリングで
疾走感溢れる、キャッチーなポップ・テイストに満ちた名曲だと思います。
結局「Children Of The Revolution」は全英2位止まり。この曲をA面で
シングル・カットしていたら、当時の勢いなら全英1位だったんじゃないか
と思うんですけどね~。


The Slider

2曲目は、アルバム『The Slider』からトニー・ヴィスコンティのストリングス・
アレンジが絶妙な「Mystic Lady」です。(1972年)
リンゴ・スターが撮影したと言われるこのLPジャケットを、当時の女性ファンは
手に携えながら街を歩いていたという位、人気絶頂期のアルバムです。
因みに以前にも書きましたが、このアルバムはOASI-Zが初めて買った
「ロックのアルバム」なのです。


T-REX.jpg

3曲目、4曲目はいわゆるティラノザウルス・レックスからT.レックス
名前を変えた後の1970年発表のセルフ・タイトル・アルバムからの選曲で、
2曲ともマーク・ボランのヴィブラート・ヴォイスが冴え渡ります。
ティラノザウルス・レックスのラスト・アルバムから参加したミッキー・フィン
マーク・ボランの息もぴったり合って参りました。
因みに「Once Inch Rock」はエレクトリック・ヴァージョン。


Electric Warrior

5曲目は1971年発表の『Erectric Warrior(邦題:電気の武者)』から、
「Life's A Gas」です。
前作は、未だ少しティラノザウルス・レックス時代の香りを残した作品でしたが、
このアルバムからは、本格的にエレキ・ギターが使用されました。
また、ブギのリズムも絶好調でアルバムに収録された「Get It On」は、全英
チャートで3週連続1位を記録するマーク・ボランにとって、最大のヒット曲と
なりました。
しかし、この「Life's A Gas」はエレクトリック・ブギでは無く、アコースティックな
ナンバー。心に響く名曲です。


Children Of The Revolution

6曲目の「Sunken Rags」も、1曲目の「Jitterbug Love」と同様にシングル
「Children Of The Revolution」のB面に収められていたナンバーで、この曲
もB面にはもったいない位のポップ・チューン。
本当にこの「Children Of The Revolution」のシングルは、AB面併せて3曲
とも内容の濃い楽曲で、お得感があったなぁ~。




7曲目は、再び『The Slider』から「Ballrooms Of Mars」です。(1972年)
歌詞にボブ・ディランや、ジョン・レノンが登場する事でも有名な曲ですが、
ティラノザウルス・レックス時代を思い起こさせる、マーク・ボランの美意識
と世界観が、最も的確に表現されている名曲です。

T.レックスのアルバムのキモは、この「陽」「陰」の対比に有ると考えます。
派手な銀ラメのスーツを身に纏い、煌びやかなブギーのポップ・アイコンを
演じるマーク・ボランは虚構の姿であり、マークの本質的な部分というのは
このようなダークな曲、強烈な抒情性にあるように思えてなりません。

『The Slider』の中から「1曲だけ聴く」としたら、迷わずこの曲を選びます。


Tanx.jpgThe SliderElectric Warrior

8曲目は、1973年に発表されたアルバム『Tanx』から、メロディアスな
ナンバーで「Highway Knees」
この『Tanx』には何故か、シングル・カットされて大ヒットした「Children Of
The Revolution」
「Solid Gold Easy Action」も収録されず、またジャケット
写真も地味な印象を与え、個人的には物凄く期待はずれの作品でした。

9曲目は、『The Slider』から、マーク・ボラン自身がアルバムの中で
一番気に入っていると言った、ハードなナンバーで「Chariot Choogle」
「ハッピー・トゥゲザー」のヒットを飛ばしたタートルズハワード・ケイラン
マーク・ヴォルマンのコーラスが、ボランのヴォーカルを圧倒するほどに
存在感を発揮しています。

そしてA面ラストの10曲目は、『Erectric Warrior』から、ストリングスが
美しい「Cosmic Dancer」です。(1971年)



生まれた時から 僕は踊っていた 
早すぎると思うかい
僕は死ぬまで踊り続けた
生まれた時から 
皆の気を引こうとしていた  (Cosmic Dancer)


きっと、マーク・ボランレスポールを携えながら、ブギのリズムに
腰を振りながら、生まれて来たのだろう。
そして、皆の気を引いて夢にまで見たトップ・スターの座を獲得した。

しかし、その栄光は3年と続かなかったのです・・・。

【後編(B面)へ続く】

THEME:洋楽ロック | GENRE:音楽 |

赤盤・青盤企画② ROXY MUSICの巻(後編)

Roxy MusicFor Your PleasureStranded.jpgCountry LifeSiren.jpgManifesto.jpgRoxy MusicAvalon.jpg

ビートルズの「赤盤」「青盤」に対抗して、そのアーティストの既存のベスト盤を
「赤盤」とし、そのベスト盤に未収録の隠れた名曲の中から、OASI-Zが選んだ
『裏ベスト』「青盤」として、その「青盤」を作ってみよう、という企画の第二弾は
ロキシー・ミュージックです。

実は、前編は昨年(2010年12月)にエントリーしたのですが、年末の鬼のような
忙しさにかまけて先送りとなり、更にタイミング的に2010年ベスト・アルバム企画
を先に発表しなければならず、ようやく後編を遅ればせながら、本日エントリー
出来る事になりました(大汗)。

後編は5thアルバム~ラスト(8th)アルバムからの曲を集めたSide-Bです。
因みに「赤盤」は、『Bryan Ferry&Roxy Music/Street Life 20Greatest Hits』
というベストアルバムです。

【赤盤】20 GREATEST HITS Side-B 
1.Dance Away
2.Angel Eyes
3.Oh Yeah
4.Over You
5.Same Old Scene
6.In The Midnight Hour
7.More Than This
8.Avalon
9.Slave To Love
10.Jealous Guy

【青盤】ROXY MUSIC Side-B
1.She Sells/Siren
2.Nightingale/Siren
3.Trash/Manifesto
4.Still Falls The Rain/Manifesto
5.My Little Girl/Manifesto
6.Flesh And Blood/Flesh & Blood
7.My Only Love/Flesh & Blood
8.Eight Miles High/Flesh & Blood
9.Take A Chance With Me/Avalon
10.To Turn You On/Avalon
11.True To Life/Avalon
12.Tara/Avalon



She Sells

Side-Bの1~2曲目は、5thアルバム『Siren』からの選曲。特に、以前にも取り
上げた事がある1曲目の「She Sells」は、ブライアン・フェリーエディ・ジョブソンの共作で、印象的なメロディに叙情的なヴァイオリンが、実に効果的に使われ、
アルバムの中でも人気の高いナンバーです。

因みにジャケット写真の女性は、当時フェリーと恋仲にあったジェリー・ホール
(当時18歳!) しかし、その後に婚約までしていたのにミック・ジャガーにあっさり
寝取られてしまったという顛末は、悲恋が似合うフェリーらしい話ですね。

この『Siren』の後、ライヴ・アルバム『VIVA!』を発表。
しかし、その後バンドは一時、解散状態になってしまいます。


Manifesto.jpg

1978年に活動再開。翌'79年、4年ぶりに発表されたのが『Manifesto』でした。
このアルバムでは、初期のロキシーに見られた「ヨーロッパ耽美主義」が影を
潜め、代わりに当時流行のディスコ・ビートを導入。その結果、全体的に曲が
ポップでソウルフルになっており、1st~5thまでのアルバムとは、「別モノ」の
印象を受けます。

【青盤】3曲目の「Trash」は、過去のロキシーからはとても想像出来ない位の、
ダンサブルなナンバー。 フィル・マンザネラの泣きのギターが光る、4曲目の
「Still Falls The Rain」、 そして、アンディ・マッケイのサックスが効いている
5曲目の「My Little Girl」と畳み掛けるように、キャッチーな佳曲が続きます。

このアルバムからフェリーは、積極的にセッション・ミュージシャンを起用し、
ロキシー・ミュージックというバンドが、「サウンド至上主義」的な音作りに
向かう事を宣言(公約)した、正に「マニフェスト」と言える作品となりました。


Still Falls The Rain


Roxy Music

1980年に発表された『Flesh & Blood』では、ダンサブルなエレクトロ・
ディスコを大胆に導入した「Same Old Scene」を始め、スタイリッシュに
洗練されたアルバムとなり、のちのニュー・ロマンティクスに多大な
影響を与える事になります。

このアルバムからは、珍しくシンセサイザーを用いたタイトル・ナンバー
M-6「Flesh And Blood」、フェリー自らのストリングスとヴォーカルが光る
M-7「My Only Love」、そして「カバー曲はフェリーのソロで」という掟を
破って収録されたバーズのカバー、M-8「Eight Miles High」。この曲の
フィル・マンザネラのギターには、AORやニュー・ウェーヴの影響が強く
感じられます。

ジャケットも、お姉さん達の「投げ槍」なアートワークで、前作のマネキン
だらけで女性不在のものから一転して、ロキシーらしい作品となりました。


Eight Miles High


Avalon.jpg

そして、【青盤】の最後を飾るのは、1982年に発表されたロキシー・ミュージック
の最高傑作『Avalon』から4曲。

ミックスにパワー・ステーションのエンジニア、ボブ・クリアマウンテンを起用、
緻密なアレンジと丁寧なミックスを重ねた、ロキシー・ミュージックの金字塔
的なアルバムに。
実にヨーロッパ的に音楽を形成した、上質なポップ・ミュージックで、当時の
アナログ盤の中で「最も音の良いレコード」と言われました。

この『Avalon』は、ロキシー・ミュージックというバンドの、最終的な完成形と
言える作品であり、「これを超えるアルバムを作る必然性が無い」と判断した
ブライアン・フェリーは、バンド活動を終息させる事になったのです。


Take A Chance With Me

THEME:洋楽ロック | GENRE:音楽 |

赤盤・青盤企画② ROXY MUSICの巻(前編)

Roxy MusicFor Your PleasureStranded.jpgCountry LifeSiren.jpgManifesto.jpgRoxy MusicAvalon.jpg

ビートルズの「赤盤」「青盤」に対抗して、そのアーティストの既存のベスト盤を
「赤盤」とし、そのベスト盤に未収録の隠れた名曲の中から、OASI-Zが選んだ
『裏ベスト』「青盤」として、その「青盤」を作ってみよう、という企画の第二弾は
ロキシー・ミュージックです。

前編の今日は1stアルバム~4thアルバム(1曲だけ5thアルバム)からの曲を
集めたSide-Aです。
因みに「赤盤」は、『Bryan Ferry&Roxy Music/Street Life 20Greatest Hits』
というベストアルバムです。

【赤盤】20 GREATEST HITS Side-A 
1.Virginia Plain         
2.A Hard Rain's A-Gonna Fall   
3.Pyjamarama           
4.Do The Strand
5.These Foolish Things
6.Street Life
7.Let's Stick Together
8.Smoke Gets In Your Eyes
9.Love Is The Drug
10.Sign Of The Times

【青盤】ROXY MUSIC Side-A
1.Re-Make Re-Model/Roxy Music
2.Chance Meeting/Roxy Music
3.Editions of You/For Your Pleasure
4.Amazona/Stranded
5.Mother Of Pearl/Stranded
6.A Song For Europe/Stranded
7.Three And Nine/Country Life
8.All I Want Is You/Country Life
9.Out Of The Blue/Country Life
10.Both Ends Burning/Siren



Roxy Music

1~2曲目は1stアルバム『Roxy Music』から2曲を選曲。
ブライアン・イーノが在籍していた「グラム・ロック」と言われていた時期で、
クールでモダンでアヴァンギャルド、プログレッシヴでスタイリッシュな実験的
ポップは、後のニュー・ウェーヴの先駆的な存在になりました。

ただ、この時期の不安定なヴォーカルと楽器の乱調なアンサンブルは、聴く
人によっては非常に居心地の悪い、不快感を覚えるかもしれません。

余談ですが、グレッグ・レイクが抜けたキング・クリムゾンの新ヴォーカリストを
選ぶオーディションに、ブライアン・フェリーが姿を見せたものの、ロバート・
フリップ
ピート・シンフィールドが、「クリムゾンに彼の声は合わない」と、
採用を見送ったとの事です(苦笑)。(因みに、採用されたのはボズ・バレル)


Re-Make Re-Model



Editions of You

3曲目は、2ndアルバム『For Your Pleasure』から「Editions of You」です。
この曲は、OASI-Z所有の初期のアナログ・ベスト盤には収録されているの
ですが、この『Street Life 20Greatest Hits』では、残念ながらカットされて
しまいましたので、『青盤』にエントリーしました。
音楽的にはアマチュアに近い「寄り合い所帯」的なバンドとしてデビュー
した彼等ですが、この2ndで飛躍的に音楽的進歩を遂げた感があります。

この「Editions of You」イーノの狂気のキーボード・プレイが炸裂する
アバンギャルド・ポップなナンバー。
因みにジャケット写真の女性は、アマンダ・レアという性転換美女。



Mother Of Pearl

3rdの『Stranded』で、イーノに替わって、元カーヴド・エアのエディ・ジョブソン
加入。ジョブソンの楽器演奏力によって、素人バンドのアンサンブルも際立って
向上。またバンドのイニシアティブは、ここで完全にブライアン・フェリーが握る
事になりました。

サックス、ヴァイオリンといったジャズやプログレを意識させる楽器に、叙情的な
メロディとポップな要素を取り入れたロキシーの真骨頂と言える音楽スタイルは、
この時期に成熟を加速させたと言えるでしょう。
特に5曲目「マザー・オブ・パール」~6曲目「ヨーロッパ哀歌」への流れは実に
感動的。実際のアルバムではこの2曲の曲順は逆なのですが、この流れも
いいですね~。


Country Life

4thアルバム『Country Life』は、ジャケットばかりに注目が集まりがちですが、
内容としても前作から加入したエディ・ジョブソンのヴァイオリンが随所に光る
作品。前衛的な部分が徐々に薄れ、キャッチーなメロディとポップな楽曲が
アルバムを支配しています。
特に、後に発表されるライヴ・アルバム『VIVA!』のオープニングを飾る9曲目
「アウト・オブ・ブルー」の疾走感と、スリリングな展開は見事!。

このアルバムが発売された頃、私は中学1年生。ロキシーのこのアルバムを
買いたくても、さすがにこのアルバム・ジャケットでは、レジに差し出す勇気が
ありませんでした(笑)。
因みに、日本では右の女性が、アメリカでは左の女性が問題になり、ジャケット
写真に修正が加えられて発売。私が大人(大学生)になって購入したこのLPの
米盤では、ジャケットから二人の女性は完全にかき消され、背景の草むらだけ
の味気ないものでした。

でも、この右側の女性の肩幅の広さは、どう見ても オ・ト・コ?
思わず「ラヴ注入♪」されちゃいそうですね(爆)。


Out Of The Blue

年末の忘年会続きで風邪を引き、更に仕事の忙しさに飲み込まれそう(笑)
でしたが、なんとか音楽ネタを更新する事が出来ました。
でも、後編はいつアップ出来るのかな~。

THEME:洋楽ロック | GENRE:音楽 |

赤盤・青盤企画① XTCの巻 (後編)

Mummer.jpgThe Big ExpressSkylarking.jpgOrangesLemons.jpgNonsuch.jpgApple Venus 1Wasp Star

赤盤・青盤企画① XTCの巻(前編)では、1977年のデビュー・アルバム
から、1982年の『English Settlement』迄の、パンクの面影を残しつつも、
ニュー・ウェーヴに移行していった時代の作品を、Disc1としました。

そして後編のDisc2は、1983年の『Mummer』から2000年の『Wasp Star』
迄のライヴ活動を止めて、スタジオ・ワークを活動の拠点としていた時代の
作品を集めてみました。

【青盤】XTC Disc2
1.Funk Pop A Roll/Mummer
2.Ladybird/Mummer
3.In Loving Memory of a Name/Mummer
4.I Bought Myself A Liarbird/The Big Express
5.Ballet For A Rainy Day/Skylarking
6.Season Cycle/Skylarking
7.The Mayor Of Simpleton/Oranges & Lemons
8.Cynical Days/Oranges & Lemons
9.My Bird Performs/Nonsuch
10.I'd Like That/Apple Venus Volume 1
11.Frivolous Tonight/Apple Venus Volume 1
12.Your Dictionary/Apple Venus Volume 1
13.We're All Light/Wasp Star (Apple Venus, Pt. 2)
14.Standing In For Joe/Wasp Star (Apple Venus, Pt. 2)
15.You And The Clouds Will Still Be Beautiful/Wasp Star (Apple Venus, Pt. 2)
16.Church Of Women/Wasp Star (Apple Venus, Pt. 2)

Mummer.jpgThe Big ExpressSkylarking.jpgOrangesLemons.jpgNonsuch.jpgApple Venus 1Wasp Star

1~3曲目は、1983年に発表された6thアルバム『Mummer』から3曲。
特に「In Loving Memory of a Name」は、コリン・ムールディングの傑作。
実はこのアルバムが発表された当時、私の失望感は途轍も無く大きなもの
でした。いや恐らく、『Black Sea』『English Settlement』で、XTCワールド
に打ちのめされ、XTCの熱狂的信者(笑)になったファンの殆どが、同じ様な
気持ちを抱いたことでしょう。
アンディ・パートリッジが心身症を患い、ツアーをキャンセル。ライヴ活動を
行わない事を宣言して、レコーディング・バンドとなった結果、実に牧歌的で
地味な作品となり、当時は殆ど聴く事の無かったアルバムでした。

でも、その後のXTCの音楽的系譜を見た時に、このアルバムが間違いなく
ターニング・ポイントだったのは、言うまでも有りません。そして、今聴くと実に
味わい深い作品だと実感しておりますよー(滝汗)。


In Loving Memory of a Name


車輪の変形ジャケットも大きな話題になった、1984年発表の7thアルバム
『The Big Express』は、ギターを中心とした骨太サウンドに戻った作品。
4曲目に配した、この「I Bought Myself A Liarbird」は、サイケなアレンジが
魅力一杯の佳曲です。

5~6曲目はプロデュースを担当したトッド・ラングレンアンディ・パートリッジ
の個性のぶつかり合いによって、最高のケミストリー生んだ傑作アルバム、
『Skylarking』(1986年発表)から2曲。
特に「Ballet For A Rainy Day」は、「Dear God」と並ぶ、このアルバムの中の
個人的ベスト・トラック。
でも、アナログ盤発売当時「Dear God」は収録されていなかったんですけどね~。

Mummer.jpgThe Big ExpressSkylarking.jpgOrangesLemons.jpgNonsuch.jpgApple Venus 1Wasp Star

7~8曲目は、1989年に発表された9thアルバム『Oranges & Lemons』から。
あのビートルズのアナログ・コンピ盤、『Oldies』を連想させる、カラフルな
ジャケット同様、煌びやかなポップ・ナンバーが満載のアルバムです。
なに?「The Mayor Of Simpleton」は、赤盤(『Fossil Fuel (Singles1977-1992)』
に収録されているはずだぞ!って?
まぁまぁ、そんな固いこと言わないで(汗)。この曲好きなんだから・・・(大汗)。
この頃って、私自身ロックから遠ざかっていた時代で、XTCの新譜が出た事
すら知らなかったのですが、この曲をコンビニ店内の有線放送?で聴いて、
翌日すぐにCDを買いに行った、思い出の一曲です。


The Mayor Of Simpleton


プラケースに図版が印刷された、1992年発表(10作目)『Nonsuch』のCDは、
ボートラ無しで1枚・17曲収録という、アナログ盤では考えられないヴォリューム
満点の作品。ただその分、散漫な印象は否めないのですが、この9曲目の
「My Bird Performs」は、アコースティック・ギターと二人(アンディとコリン)の
ハーモニーが美しいナンバー。トランペットの音色も心に響きます。

10~12曲目には、自主レーベルに移籍後の1999年に発表した、11作目の
『Apple Venus Volume 1』からの3曲を選曲。
3枚目の『Drums & Wires』から参加していた、ギターのデイヴ・グレゴリー
脱退し、ついにアンディとコリンの二人体制に。
オーケストラを使った壮大なスケール感に溢れる、アコースティックな作品と
なった、このアルバムは前作から実に7年ぶりのリリースで、多くのXTCファン
が涙して迎えたものです。

そして、XTC「青盤」のラスト13曲目~16曲目を飾るのは、現時点での
ラスト・アルバムにあたる、2000年発表の『Wasp Star』から4曲をピック
アップ。
前作はアコースティック、今作はエレクトリックというコンセプト通り、前作
とはうって変わって、バンド・サウンド的なギター・ポップ・ロックが復活。
屈折度、ヒネリ具合、ポップ感覚・・・何れもも80年代初頭の『Black Sea』
あたりを彷彿させてくれる作品でした。


We're All Light

この作品がリリースされた時、「いよいよXTCの時代が再到来!」
色めきたったのですが、それも束の間、現在、再び長い活動中止状態に
入ってしまいました。

アンディ・パートリッジもまだ60歳になっていないのだし、決して老け込む
年齢では無いので、ニュー・アルバム期待して待つ事にします・・・。

THEME:洋楽ロック | GENRE:音楽 |
oasiのつぶやき
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