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プロフィール

OASI-Z

Author:OASI-Z
札幌市出身で現在新潟市在住のOASI-Z(オアシーズ)です。
10歳の時に兄の影響で洋楽に目覚めたものの、80年代後半から急にロックがつまらなくなり、「競馬必勝法」の研究に没頭するようになる。その間、約15年以上のブランクがあったものの、2006年頃から空白を取り戻すかのように、洋楽を聴き始め今日に至っております。
音楽以外では、競馬を含むスポーツ鑑賞。サッカーJ1、アルビレックス新潟の熱心じゃない サポーターとしても活動中。

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今週のエルヴィス・コステロ 第12回 ~Suit Of Lights~

King of Amerca

先週は勝手にお休みをいただいた「今週のエルヴィス・コステロ」ですが
気を取り直して、今週からまた頑張っていきましょう(苦笑)。
さて、数えて第12回目の今回は、1986年に発表された通算10枚目の作品
『King Of America』 からのナンバーで 「Suit Of Lights」 です。

このアルバムの発表名義は「ザ・コステロ・ショウ」、作者のクレジットは
「デクラン・パトリック・アロイシアス・マクマナス」と、コステロの本名が
使われております。

まぁアルバム・ジャケットの写真は、どう考えてもコステロに間違いないの
ですが、アルバムには何処にもエルヴィス・コステロの名前が無かった
事や 『King Of America』 という、およそコステロらしからぬアルバム・
タイトルから、「またカヴァー・アルバム?、それともカントリー?」
当時は思ってしまったものでした。

前々作の 『Punch The Clock』 と、前作 『Goodbye Cruel World』
を私自身は大変気に入っており、それに続くこのアルバムに対する期待
感は、並々ならぬものがありました。

しかし、内容的にはロッカーとしてのコステロの面影は、全く感じられず
どちらかと言うと、コステロのヴォーカルで聴かせる地味な印象しか受け
なかったのです。

そんな中でアルバムを最初に聴いた時、最も印象に残ったナンバーは
「Suit Of Lights」 でした。
後からライナー・ノーツを読んで、この曲はジ・アトラクションズを従えて
録音した唯一の曲である、という事を知って妙に納得したものです。


Suit Of Lights/The Costello Show

このメロディ・ラインとアレンジこそ、私が待ち望んでいたコステロなの
ですが、こういうタイプの曲はこの1曲だけ。結果的にコステロはマンネリ
化していたアトラクションズとの共同作業を離れて、新たな音楽的挑戦
をこのアルバムで実践したのでした。

そこには、以前の「怒れる若者」の姿はもう何処にも無く、自分の音楽的
ルーツをもう一度整理し、ミッチェル・フルームを始めとする、これまでと
違うメンバーとアルバム製作を進める中で大きな刺激を受け、また様々な
要素の音楽を取り入れる事で、以降の音楽的な幅を広げる事に成功した
のです。

その為にはエルヴィス・コステロの名前ではなく、ザ・コステロ・ショウ
という偽名を使う必要が、あったという事でしょう。

King Costello

コステロ自身が機会がある度に、「このアルバムが一番好き」と言って
いるように、ミュージシャンとして大きな自信を深めた意欲作で有ることは
間違いありません。

勿論、プライベートでも離婚問題でドン底だった時期に発表された、本人
曰く最悪のアルバム 『Goodbye Cruel World』 の時とは違い、新婚で
幸せの絶頂期であった事も見逃せない要素だと思います。
ラスト・ナンバーの 「Sleep Of The Just」 なんて、コレまでに無く感動的
だしね~。

ただ、それが必ずしも商業的に結びつかないのが、悲しいのだけどね・・・。

THEME:洋楽ロック | GENRE:音楽 |

今週のエルヴィス・コステロ 第11回 ~Coal-Train Robberies~

Spike.jpg

第11回目の今週のエルヴィス・コステロは、1989年に発表された通算12枚目
のアルバム 『Spike』 からのナンバーで 「Coal-Train Robberies」 です。

このアルバムの話題は、なんと言ってもポール・マッカートニーが曲作りに
参加している事で、フジテレビ 『とくダネ!』 の主題歌に使われた「Veronica」
「Pads, Paws and Claws」 が収録されています。

また、ポールは演奏にも参加しており、アルバム1曲目の 「...This Town...」
でリッケンバッカーのベースを、 「Veronica」 では ビートルズ でお馴染みの
ヘフナーのヴァイオリン・ベースを弾いています。

実は、個人的にこの1989年頃には「ロック離れ」が進行しており、興味の対象
「競馬」の方に移行し始めていた時期で、コステロがワーナーに移籍した事
も全く知りませんでした。

ただ、月に1~2回は必ずレコード店を覗いて、エルヴィス・コステロXTC
コーナーだけはチェックし、見慣れないアルバムを見つけると「購入する」という
生活を送っていたのです。

そんな時代に このアルバムを見つけたわけですが、どーもジャケットのアート・
ワークがコステロっぽくない(笑)のが気になりました。

前作 『Blood and Chocolate』 から3年ぶりとなるインタバールもコステロ
としては異例で、「ベストとかの編集盤?」とも思ったのですが、知っている
曲がクレジットされていないので、購入して聴いたわけです。

もっともこの3年という時間は、移籍するレコード会社を決めるために必要な
期間だったようですね。

いきなり、1曲目からポップなナンバー 「...This Town...」 が登場し、「おぉ!
コステロが帰ってきたのか!」
と、えらく感動した覚えがあります。
更に、 「Veronica」 のキャッチーな弾けっぷりは、それ迄のコステロからは
「とても考えられないなぁ~」と、思ったものです。

ただ、当時のOASI-Zはどーしても、パンキッシュなコステロのヴォーカルが
聴きたくて、この 「Coal-Train Robberies」 みたいなハードなナンバーを、
いつもアルバムの中から探していましたね~。


Coal-Train Robberies/Elvis Costello

このアルバムは、コステロの作品としては私自身が初めて「CD」で購入した
記念すべきアルバムでした。(アルバムはアナログ盤とCDの両方発売)

そして、この 「Coal-Train Robberies」 は、どうやらCDのみ収録されて
いたようです。最も昔ながらのコステロを窺わせるこの曲を、敢えてアナログ
から外したという事なのでしょうか?

Spike CD

まぁ、当時は「レコード店」と言っても、CD売り場がレコード売り場のスペース
を圧倒し始めていた時期で、OASI-Zも遅ればせながら1987年にようやくCD
プレーヤーを購入した事で、これ以降アナログ盤を買うことが無くなってしま
ったのです・・・。

THEME:洋楽ロック | GENRE:音楽 |

今週のエルヴィス・コステロ 第10回 ~Good Year For The Roses~

Almost Blue

第10回目の今週のエルヴィス・コステロは、1981年に発表された通算
6枚目のアルバム 『Almost Blue』 からのシングル・カット・ナンバーで
「Good Year For The Roses」 です。

このアルバムの輸入盤には発売当時、「このレコードにはカントリー音楽
を含んでおり、心の狭いリスナーのお気には召さないかも知れません」

いう警告ステッカーが貼られていたように、全編カントリー・フレーバーの
カヴァー・アルバムという、当時のコステロ・ファンの度肝を抜く(笑)内容
で発表されました。

実際、当時ハタチの私は、大変心の狭いリスナーだった為(滝汗)、お気
に召すも何も、このアルバムを完全にスルーしてしまったのです。

もっとも、学生だった私は1ヶ月に買えるアルバムが2~3枚程度だった
為に、そんな「カントリー」という冒険にチャレンジ出来る余裕は、とても
有りませんでした。

とにかく、コステロという人は同じ傾向のアルバムを2作続けて出す事は
稀で、毎回手を変え品を変え、リスナーの期待を良い意味で裏切り続け
てきた訳ですが、このアルバムではコステロが自らの音楽ルーツである
カントリー・ミュージックだけを集めたアルバムを、「カントリーの聖地」
言われるナッシュビルで、録音したのです。


Good Year For The Roses/Elvis Costello


この 「Good Year For The Roses」 は、ジョージ・ジョーンズ
カヴァー。この曲を始め、カントリーの名曲を「カントリー界の大御所」
ビリー・シェリルのプロデュースの下に、収録されたこのアルバムは
コステロをそれまで知らなかった、カントリー好きなリスナーの支持も
集めて、全英チャートで7位を記録したのです。

Blue Rose

でもOASI-Zは、未だにこのアルバムは余り聴かないですね・・・。

因みにアルバム・ジャケットは、ブルージィなフィーリングで大人気の
ギタリスト、ケニー・バレルの大人気盤である 『Midnight Blue』
パロディです。


THEME:洋楽ロック | GENRE:音楽 |

今週のエルヴィス・コステロ 第9回 ~Accidents Will Happen~

Armed Forces

今週は飲み会が2回サッカーブラジルW杯アジア最終予選2試合
AKB総選挙(笑)等が有り、いつもなんとなく木曜日にUPしていた「今週
のエルヴィス・コステロ」
が土曜日(6月9日ロックの日)になりました
事を、お詫びします

さて、気を取り直して第9回目の今週のエルヴィス・コステロは、1979年に
発表された通算3枚目のアルバム 『Armed Forces』 のオープニング・
ナンバーで 「Accidents Will Happen」 です。

実はこのアルバム、最初は 『Emotional Fascism』 というタイトルを
予定していたらしいのですが、アトラクションズのピーター・トーマス
進言で、この 『Armed Forces』 に決定したとの事。

そのアルバムタイトルの通り、「軍隊」に関する曲が多く収録されており
全英2位を記録した「Oliver's Army」を始め、「Sunday's Best」(この曲は
アメリカ盤では歌詞が英国的過ぎるという理由で未収録)や、アルバムの
ラストに収録された「Two Little Hitlers」など、政治的な影響を感じさせる
歌が多く含まれています。

しかし過去の2枚と比べるとかなりポップな印象を受けるのは、この'79年
当時はパンク・ムーヴメントが一段落し、パンキッシュな音楽性を持った
アーティスト達が、過激なパンクの色彩を残しつつも、ポップな味付けを
加えたニュー・ウェーヴと言われる音楽に、進化して行った事が理由と
して上げられると思います。

costello pfoto

当然、コステロも時代の流れを敏感に察知し、少しずつポップ度を増して
いったという事でしょう。
ただ普通のポップではなく、歌詞をラジカルにしたり、アレンジにヒネリを
加えたりするなど、この辺はXTCにも共通するものを感じます。


Accidents Will Happen/Elvis Costello

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THEME:洋楽ロック | GENRE:音楽 |

今週のエルヴィス・コステロ 第8回 ~You Little Fool~

Imperial Bedroom

第8回目の今週のエルヴィス・コステロは、1982年に発表された通算7枚目
のアルバム 『Imperial Bedroom』 からの、シングル・カット・ナンバーで
「You Little Fool」 です。

このアルバムの話題はプロデューサーに、ビートルズのエンジニアとして
『Revolver』 『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』 を手掛け
ジェフ・エメリックが起用され、ジョージ・マーティンのエアー・スタジオ
を使って録音された事でした。

そのせいか、アルバムの随所にビートルズ的なオーケストレーション
アレンジモチーフといったものが散りばめられており、アルバムとしても
全英チャートで6位を記録する、久々のヒットとなりました。

以前紹介した 『Trust』 でコステロの事を知った私でしたが、前作『Almost
Blue』
がカントリー・アルバムだった事、そしてこのアルバムのジャケットの
アートワークがこれまでとは違い、コステロの顔姿では無く「ゲージュツ的」
なイラストが描かれたものだった為、ついスルーしてしまったのです(汗)。
バーニー・バブルズの手による、ピカソ「三人の楽士」にインスパイア
されたイラストとの事)

当時、ニュー・ディスクを買う為には、ロック雑誌の短いアルバム・レビューを
参考にするしかなく、ラジオ等で取り上げられるビッグ・ネームを除いて事前
に音源を耳にしてから購入するケースは稀で「ジャケ買い」が大きなウエイト
を占めていたものです。

結局、このアルバムを買ったのはアナログ盤時代ではなく、CDになってから。
つくづく、勿体無い事をしたなぁと思います。


You Little Fool/Elvis Costello

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