FC2ブログ
カレンダー
08 | 2020/09 | 10
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 - - -
プロフィール

OASI-Z

Author:OASI-Z
札幌市出身で現在新潟市在住のOASI-Z(オアシーズ)です。
10歳の時に兄の影響で洋楽に目覚めたものの、80年代後半から急にロックがつまらなくなり、「競馬必勝法」の研究に没頭するようになる。その間、約15年以上のブランクがあったものの、2006年頃から空白を取り戻すかのように、洋楽を聴き始め今日に至っております。
音楽以外では、競馬を含むスポーツ鑑賞。サッカーJ1、アルビレックス新潟の熱心じゃない サポーターとしても活動中。

検索フォーム
QRコード
QRコード

新しい波をつかまえて

Flying LizardsSwell MapsDelta 5REM.jpgJazzateers.jpg

今日の5曲
1.マネー/ザ・フライング・リザーズ・・・The Flying Lizards
2.ケーキ・ショップ/スウェル・マップス・・・Jane from Occupied Europe
3.ユー/デルタ5・・・YOU(Single)
4.ハーバーコート/R.E.M.・・・Reckoning
5.シックスティーン・リーズンズ/ジャザティアーズ・・・Clear Cut Final



1980年という年は、ツェッペリンのジョン・ボーナムが9月に、そして
12月にはジョン・レノンが亡くなった年でした。

'80年代初頭に起きた、ロック史に多大なる影響を与えた二人の死は、
ビートルズ解散後グラム・ロックハード・ロックプログレッシヴ・ロック
いう70年代に隆盛を誇った、右肩上がりで高度成長を続けていた幸福な
ロックの進化がピークを過ぎ、次第に下降線を辿っていく事を物語る事件
でした。

まぁ、1976年位から少しずつ「幸福なロックの衰退と後退」は、始まって
おり「パンク・ロック」の登場は、その象徴と言えるものでした。

しかし私個人としてはパンクの性急さに馴染めないというか、幸福な時代
の幻想が頭から、なかなか離れず「今日からパンクが最高です!」とは、
簡単に切り替える事が出来なかったのです。

「パンク・ロック」の最大の功績は、閉塞していた既存のロック・シーンに
風穴を開け、新しいアイディアを駆使し色々な才能が次々と生まれた
「ニュー・ウェーヴ」というムーヴメントを、生み出した事だと思います。

そこで「今日の5曲」は、1980年代前半に期間こそ短かったものの
キラリと輝く希望の光をOASI-Zに投げかけてくれた「ニュー・ウェーヴ」を
特集したいと思います。


Flying Lizards

1曲目はザ・フライング・リザーズの1stアルバムから、ビートルズのカバーで
お馴染みの「Money」です。
バンドというよりは、奇才デヴィッド・カニンガムの一人ユニット。実際、彼は
楽器の演奏が出来ずに「箱を叩いていた(笑)」という位、パンク精神に溢れた
アーティストでした。

原曲をズタズタに解体したチープなアレンジと、ユニゾンのヴォーカル。
とにかくアヴァンギャルドという言葉がピッタリの、ポップ・ナンバーです。


Money


Swell Maps

2曲目は、スウェル・マップスの2nd「Jane from Occupied Europe」から
「Cake Shop」です。

ガレージ・パンクのようなノイジーなサウンドで、今のローファイ・インディ
・バンドの元祖と呼べそうな彼らですが、結成されたのはなんと1972年!
パンク・ロックがまだ産声をあげる前から安い楽器を使い、音作りを試行
錯誤しながら活動を続け、パンクムーヴメントの嵐が吹き荒れると、満を
持してROUGH TRADEからデビューしたのです。
この「Cake Shop」はアルバム中、最もキャッチーなナンバーです。


Cake Shop


Delta 5

3曲目は、デルタ5の代表的なシングル・ナンバーの「You」です。
ファンキーなビートと、アヴァンギャルド・ポップなメロディ、ギャング・オブ・
フォー
ばりのハード・エッジなギターに、個性的な女性ヴォーカル。
昨年発表されたスレイ・ベルズのアルバムを聴いたら、無性にデルタ5
聴きたくなってしまいました。でもこの『See The Wherl』というアルバムに
「You」は入っていないんですけどね・・・(汗)

それにしてもデルタ5とは、なんとも淫靡なバンド名!(笑)。当時は上半身
裸のジャケットに度肝を抜かされたスリッツなんてのも居て、キワドイ名前の
バンドが結構いましたね~。


You


4曲目は、ニュー・ウェーヴと呼ぶのは相応しくないかも知れませんが、
今もなお現役で活動を続ける、R.E.M.の2ndアルバム『Reckoning』から
「Harborcoat」です。
R.E.M.といえばデビュー・アルバム『Murmur』が、マイケル・ジャクソン
『スリラー』や、ポリス『シンクロニシティー』を押さえて1983年の
アルバム・オブ・ジ・イヤーに輝くなど、華々しいデビューを飾ったにも
かかわらず、日本での評価はイマイチでした。

私がこのR.E.M.を知ったのが、この2ndアルバムから。この2nd発表後に
初来日。前座に当時人気急上昇中の「爆風スランプ」を従え、お客の殆ど
がその「爆風スランプ」目当てだったという、今では信じられない逸話も。
サイケデリック、フォーキー、ロックン・ロール、パンクと、様々な要素を
持ち合わせたインディ系のバンドが、将来これだけビッグなバンドに成長
するとは、当時はとても思えませんでした・・・。


Harborcoat


そして最後の曲はROUGH TRADEのコンピ盤、『Clear Cut Final』に収録
されているジャザティアーズというバンドの「Sixteen Reasons」です。
実は、このバンドのオリジナル・アルバムは所有していないのですが(汗)、
『Clear Cut Final』のライナー・ノーツによると、'83年のデビュー・アルバム
を発表してすぐ解散してしまったという事で、日本盤が発表されたのかも
怪しい状態です。

音の方は、これまたデルタ5に続き、当時流行していたギャング・オブ・
フォー
ばりのソリッドでノイジーなギターが聴ける、私好みのポップな
ナンバーです。


Sixteen Reasons

--------------------------------------------------------

今週の水曜日から9日間で5回の新年会(笑)という、ハード・スケジュール
の今日が3回目。これから新潟市郊外の「月岡温泉」に行って来ます。

昨日のお酒で胃腸の調子が余り良くありませんが(汗)、胃腸薬とウコンを
飲んでハメを外し過ぎないようにしま~す。

今朝も新潟市は雪が降ったけど、山の方の雪は大丈夫だろうか・・・。

THEME:洋楽ロック | GENRE:音楽 |

ロックン・ロールにゃ老だけど死ぬにはチョイト若すぎる

DMR.jpgHaircut 100XTC DrumIan DuryMonchrome Set

【今日の5曲】  ~テーマ『個性的な邦題の曲特集』~
1.青に変わる時(Tell Me When My Light Turns Green)
/デキシーズ・ミットナイト・ランナーズ

・・・若き魂の反逆児を求めて(Searching For The Young Soul Rebels)
2.好き好きシャーツ(Favourite Shirts ~Boy Meets Girl)/ヘアカット100
・・・Pelican West...Plus
3.がんばれナイジェル(Making Plans for Nigel)/XTC
・・・Drums and Wires
4.洗濯屋へ連れてって(Take Me To The Cleaners)
/イアン・デューリー&ザ・ミュージック・スチューデント

・・・4000週間のご無沙汰でした!!(4000 weeks' holiday)
5.夕陽のジェット・セット・ジュンタ(The Jet set Junta)/モノクローム・セット
・・・カラフル・モノトーン(Eligible Bachelors)

昔・むかし、中学の英語の時間に「too~to構文」なるものの勉強をしました。
ちょうど、ドンピシャのタイミングでプログレ・バンド(?)のジェスロ・タル
『ロックン・ロールにゃ老だけど死ぬにはチョイト若すぎる』というハイ・センス
な邦題タイトルのアルバムを発表したのです。

このアルバムの原題は『Too Old To Rock 'N' Roll: Too Young To Die!』
いうもので、「toの後は動詞が来るんじゃないのかよ!Rock 'N' Rollは動詞か?」
と思いつつも、その直訳的なタイトルのおかげで、英語のテストでは正解する事が
出来ました。東芝EMIのジェスロ・タル担当者には、拍手を送りたい気分です。
(イアン・アンダーソンって当時まだ20代だったのに、あの老け顔なもんだから、
ハマり過ぎるタイトルでした)

このように洋楽の「邦題」には、“味わい深い”ものが結構あるんですよね。
ということで「今日の5曲」は、“個性的な邦題の曲”を5曲集めてみました。


DMR.jpg

1曲目は、デキシーズ・ミットナイト・ランナーズのデビュー・アルバム
『若き魂の反逆児を求めて(Searching For The Young Soul Rebels)』
から、「青に変わる時(Tell Me When My Light Turns Green)」です。
因みに“エキサイト翻訳”によると 「私の光がいつグリーンを変えるか
私に言ってください」
 となりました(笑)。

実は、このアルバムを聴いたのは2年前のこと(汗)。80年代前半に全英のみ
ならず、全米でも1位を記録したケルティック風ポップの名曲「カモン・アイリーン」
が収録された、彼らの2ndアルバム『Too-Rye-Ay(邦題:女の泪はワザモンだ)』
(このタイトルもスゴイ!)が、当時かなり話題になったにもかかわらず、
この1stは日本では何故か発売されなかったんですよね~。
そもそも、全米で新鋭のUKバンドの曲がヒットするということ自体、画期的な事で
それだけMTVの登場は、ロック史における大事件だったんですね。
ホーン・セクションを全面的に押し出した、ポップでソウルフルなビートに、
ケヴィン・ローランドの泣き叫ぶようなヴォーカルがクセになる、名曲揃いの傑作。
モッズ風でグリーン・ベースのジャケット・アート・ワークも秀逸。


Haircut 100

2曲目はヘアカット100のデビュー・アルバム『ペリカン・ウエスト』から
「好き好きシャーツ(Favourite Shirts ~Boy Meets Girl)」です。
なぜ「シャツ」ではなく「シャーツ」なのか?英語的な発音は「シャーツ」なのか?
「シャーツ」でググッたら「もしかして、シャツ?」と言われる始末(笑)。
「シャーツ」だけならまだしも、その前に「好き好き」が付くんだからね。
俺は「好き好き」より「すき焼き」が「好き好き」と、話を摩り替えてはいけない・・・。
音の方は「ファンカラティーナ」と呼ばれた、ポップなラテン・ミュージック。
同時代にモダン・ロマンスなんかと一緒に、アイドル的な人気を博しておりました。
夏のビーチがよく似合う、爽やかでキャッチーなメロディが、「ジメッ」とした
日本の夏、エアコンの無かった私のアパートに、涼風を運んでくれたものです。

このアルバムの想い出は大学時代、「貸しレコード屋」からこのLPを借りた
友人が、レコードに傷をつけてしまって正直に申告したら「定価相当額」で
買い取りを命じられたこと。
私はちゃっかり、その友人からタダでこのLPを借りて、カセット・デッキに
録音させていただきました


XTC Drum

3曲目は、XTCの3rdアルバム『ドラムス&ワイアーズ』から、英国では
初のヒットとなった「がんばれナイジェル(Making Plans for Nigel)」です。
前作『GO2』まで在籍していたキーボードのバリー・アンドリュースが抜け、
アヴァンギャルドな部分が薄れた反面、ギターとドラムを中心としたタイト
でポップなサウンドが構築されました。その大きな要因は、プロデューサー
スティーヴ・リリィホワイトを迎えた事。複雑なドラム・パターンに独特な
ドラム音がXTCの「屈折ポップ」と見事に調和し、アルバム・ジャケットの
ようにカラフルで、素晴らしい作品を生みました。
よくレノン=マッカートニーと比較される事が多い、アンディ・パートリッジ
コリン・ムールディングのソング・ライティングも、このアルバムあたり
から、磨きがかかってきた感があります。
もしスティーヴ・リリィホワイトが、ビートルズのアルバムをプロデュースしたら
こんなアルバムになったのかなぁ?

この曲は大学時代「夜のバイト(笑)」から帰ってきた時に、よく聴きました。
がんばれナイジェル」という邦題と、高揚感の中に「切なさ」を感じさせる
メロディが、バイトで疲れた身体を癒してくれると同時に元気を与えてくれました。


Ian Dury

4曲目は、イアン・デューリーの1984年に発表されたアルバム
『4000週間のご無沙汰でした!!(4000 weeks holiday)』から、
「洗濯屋へ連れてって(Take Me To The Cleaners)」です。

イアン・デューリーは、「小児麻痺派生障害」というハンデを感じさせない
ダイナミックなヴォーカルとステージ・パフォーマンスで、小柄な身体で
ありながら、物凄い存在感を発揮したアーティストです。
風貌は「場末の酒場」の臭いがプンプンする不良のイメージ。それでいて
少し悲哀を感じさせてくれるメロディと、ロックン・ロールが魅力で
「パブ・ロック」の重鎮と言える存在でした。
なにせ、デビュー曲が「Sex,Drags&Rock'n Roll」ときているんだからね。
カッコイイったらありゃしない。
このアルバムは、ホーン・セクションやスラップ・ベースを取り入れた
ジャジーなサウンドに、女性コーラスをフィーチュアしたファンキーな
曲が多く、この「洗濯屋へ連れてって」もポップでキャッチーなメロディと
デューリーのダミ声をやや控えめにした、どこか楽しげなヴォーカル、
そして弾むスラップ・ベースが、ご機嫌なナンバーです。
因みにこの曲の想い出は、大学時代にコイン・ランドリーで洗濯をしながら
カセット・ウォークマン(もどき)で聴いていたことです。


Monchrome SetP1010091_convert_20100316232709.jpg
右がアナログ日本盤のジャケット

そして最後の曲は、1982年に発表されたモノクローム・セットの3枚目の
アルバム『Eligible Bachelors(邦題:カラフル・モノトーン)』から
「夕陽のジェット・セット・ジュンタ(The Jet set Junta)」です。

ノスタルジックでオールディーズ風の「ひねくれポップ」なメロディに、
ヴォリュームを一杯にあげた、レスター・スクェアの荒削りなギターと、
声域の狭そうな(笑)ビドのヴォーカルが実に「ポスト・パンク」的な作り
だった前2作に代わって、「ネオアコ」の香りが注入された印象を受ける、
アルバムです。
この「夕陽のジェット・セット・ジュンタ」は、マカロニ・ウエスタン風の口笛
がイントロに使われており、「夕陽のガンマン」を想起させる所から「夕陽の」と
連体修飾語が付けられたのだと思われます。
実はこの曲『Volume,Contrast,Brilliance』という、レア・トラック・アルバム
にも収録されているのですが、残念ながらイントロの口笛がカットされた違う
ヴァージョンになっております。是非、オリジナルで聴く事をおススメします。
因みに、アルバムジャケットですが、私が所有しているアナログ日本盤と
UKオリジナル盤は全く違うものが、採用されているんですね。
断然、UK盤の方がカッコいいですね・・・。

---------------------------------------------------------------

こうしてみると、日本語のタイトルって「直訳そのまんま」のものから「ひねり」
が加えられたものなど、結構楽しめますね~。
私が一番ぶっ飛んだ邦題は、デヴィッド・ボウイ『ジギー・スターダスト』
原題は『The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars』
邦題は『屈折する星屑の上昇と下降、そして火星から来た蜘蛛の群』・・・。
小学生の時、音楽雑誌「ミュージック・ライフ」のアルバム・チャートで、この
タイトルを見る度に「難解そうなアルバムだなぁ」と思ったものです。

皆さんの「お気に入り」や「面白い」邦題があったら、是非教えてください。
お待ちしております

THEME:洋楽ロック | GENRE:音楽 |

三・三・七拍子では締まらない

sandinista!.jpgbrackwhite.jpgentertiment!.jpg154.jpgthe gift

【今日の5曲】  ~テーマ『硬派なロック特集』~
1.7人の偉人/ザ・クラッシュ・・・Sandinista!
2.ナイスン・スリージー/ザ・ストラングラーズ・・・Black And White
3.ダメージド・グッズ/ギャング・オブ・フォー・・・Entertainment!
4.15日(ジャコバンの暴動)/ワイヤー・・・154
5.悪意という名の街/ザ・ジャム・・・The Gift


2010年も「あっ」という間に1ヶ月が過ぎようよとしています。

1月は時期的なこともあって、1年の中でも「飲み会」が多い月だと思いますが、
私も「泊り掛け」を含めて4度ほどありました。(全て会社関係)

宴会には必ず「中締め」というものがあります。まぁ「中締め」といっても、
「宴会場所の予約時間に到達した」「コンパのお姉さんが帰る時間になった(笑)」
などの理由で実質的には、それで「お開き」になることを意味します。

そして司会が、「中締めのご発声を、◯◯株式会社の△△部長にお願いします」と
進行します。

通常、大事な「締め」ですので“それなりの年齢”の“それなりの地位”にある方が
指名されることが多いと思います。(但し、殆どが“ただの酔っ払いのオヤジ”(笑))

指名された方は「お集まりいただきました皆さまのご健勝と、会社の発展を祈念
いたしまして◯◯◯◯で、締めさせていただきたいと思います。声高らかに、
ご唱和願います」と列席者に促します。

ここでいう◯◯◯◯ですが、通常「万歳三唱」「一本締め」「三本締め」等ですが、
今月4回出席した中で、2回が三・三・七拍子で締めさせていただきます」
と言ったではありませんか。

「おいおい、新春かくし芸大会の応援団長じゃないんだから、三三七拍子は
無いだろ」と、心の中でツッコミをいれつつも、誰一人文句も言わず、
いや皆酔っ払っているので、分かっていないのか
「タタタン、タタタン、タタタン・タン」を三回繰り返し、
見事な「三本締め」によって、宴会は無事に終了したのでしたぁぁ。

余計なお世話だと思いますが、その間違われた方が別の宴会で、
また指名されて恥をかかないように、教えてあげるべきなんで
しょうけどね。

でも、この前は「市議会議員の先生」だったので、そんなこと誰も
言えましぇん(苦笑)。

-------------------------------------------------------------

ということで、「今日の5曲」は“嗚呼、花の応援団”のような(←古いぞ!)
「硬派ロック」を選んでみました。ちょんわ、ちょんわ。


sandinista!.jpg

先ず1曲目は、1980年に発表されたクラッシュの問題作『サンディニスタ!』から
「The Magnificent Seven(邦題:7人の偉人)」です。
全36曲!アナログ盤は3枚組!!しかも価格が5,100円!!!
このアルバムは、私が購入したこれまでのアルバムの中で一番値段が高かった
アルバムです。(それが今のCDでは2,000円を切る、バリュー価格ですから・・・)

レゲエ、ダブ、ロカビリー、ディスコ、ゴスペル、ラップそして少しだけパンク。
ありとあらゆる曲が収められた彼らの意欲作ですが、トータル・アルバムのような
コンセプトがある訳でもなく、実験的な楽曲が並ぶ構成は結構キツかったですね。
『ロンドン・コーリング』を期待して買った当初は、「5,100円」を後悔したものです(汗)。

でも、ジョー・ストラマー曰く「パンクってのは常にその状況と対峙し、それに
見合った音楽作りに挑戦し続ける事さ」
という事ですから、ファンはしっかり
付いて行かないとね。
この「7人の偉人」は、白人ロック・バンドが作った最初の「オリジナル・ラップ曲」と
言われており、ジョー・ストラマーのぎこちない硬派なラップが、カッコいいですぅ。


brackwhite.jpg

2曲目は、ストラングラーズ『ブラック&ホワイト』から「ナイスン・スリージー」
です。

このアルバム・ジャケットからして硬派(というより怖い)印象を受けますが、
クラッシュと乱闘騒ぎを起こしたとか、ローリング・ストーンズの楽屋を襲撃
したとか、彼らの凶暴性を物語る数々の武勇伝が残されています。

ただ、音楽性は当時「パンク・ロック」と言われたバンドの中では、特異な
存在でした。
それはヴォーカルのヒュー・コーンウェルが「生物学の博士号」を持っていたり、
べースのジャン・ジャック・バーネルは「三島由紀夫」を愛読し、「極真空手」の
道場生だったとか、キーボードのデイヴ・グリーンフィールドは音大でクラシックを
専攻していたとか、ドラムで一番コワモテのジェット・ブラックはデビュー時の
年齢が37歳で、実業界で成功していたとか。

全員がインテリで、個性的なキャリアを持っていた事が、このバンドの
魅力でした。
この「ナイスン・スリージー」は、デイヴのシンセがキース・エマーソン
ような「狂気」を孕み、JJバーネルのベースがうねりまくる
「プログレッシヴ・パンク」と言える曲です。




entertiment!.jpg

3曲目は、ギャング・オブ・フォー『エンターテイメント!』から
「ダメージド・グッズ」です。

文化大革命を主導した中国共産党の4人組からバンド名をとった、
デビュー・アルバムにして最高傑作のこの作品は、ニルヴァーナ
REMレッド・ホット・チリ・ペッパーズ、最近ではブロック・パーティ
フランツ・フェルディナンドといったバンドに「オルタナの雄」として多大な
影響を与える事になります。

ギャング・オブ・フォーの最大の売りは、なんと言ってもソリッドでシャープな
アンディ・ギルの荒削りなカッティング・ギター。鋭角的なリズムを刻むギターを
前面に押し出し、聴く者に「痛快感」「爽快感」を与えてくれます。
この「ダメージド・グッズ」は無表情なメロディーとヴォーカル、シニカルなリズムの
ベースとドラム、それらと対照的にメロディを無視したように自己主張する
「引っ掻きギター」が実に心地よい、アルバム中のベスト・トラックと言える曲です。


154.jpg

4曲目は、ワイヤーの3rdアルバム『154』から「15日(ジャコバンの暴動)」です。

当時の彼らのキャッチフレーズは「ロックでなければなんでもいい」というもので、
楽器の演奏もバンドを始めてから練習したと言われており、「楽器ができなくても
パンク・ロックは出来る。それで自分達の表現したい事が伝えられる」という
パンクの精神を具現化した実に硬派なバンドです。
ただ、このアルバムはパンクというより「ポスト・パンク」的なアヴァンギャルド
な楽曲が多く、ジャケットのアート・ワークの「幾何学模様」のように、少し難解で
無愛想な印象を受けてしまうのは否めません。

しかし、この「15日(ジャコバンの暴動)」はローファイでありながらもメロディが
叙情的で、アルバムの中でも、一番ポップで安心して聴けるナンバーです。
因みアルバム・タイトル『154』は、彼らがそれまでに行った「ライヴの回数」だそうです。


the gift

そして最後の曲は、ジャムのラスト・アルバム『ザ・ギフト』から「Town Called
Malice(邦題:悪意という名の街)」
です。

クラッシュ同様パンク・バンドとしてデビューし、アルバム毎に進化を続けその
到達点に辿り着いたのがこの『ザ・ギフト』でした。
ファンキーでダンサブルでポップなビート・ナンバーを揃えたこのアルバムに、
パンクの面影は殆ど見られません。
そしてポール・ウェラーが、このジャムを解散した後にスタイル・カウンシル
結成した理由が手にとってわかる、アルバムだとも言えるでしょう。
それが最も顕著な曲が、

この「悪意という名の街」で、モータウン・ソウルやR&Bにインスパイア
された全英1位に輝いたヒット・チューンで、その後の方向性を決定した
1曲と言えます。
結局、ジャムは人気絶頂のこの時に解散してしまいます。
実に潔くて、硬派なバンドでした。

-------------------------------------------------------------

私が「中締め」をお願いされたら「三三七拍子で締めさせていただきます」と言って
「チャッチャッチャッ、チャッチャッチャッ、チャッチャッチャッチャッ
チャッチャッチャッ」

やってみようかな。
全く締まらないだろうなぁ~(爆)。



THEME:洋楽ロック | GENRE:音楽 |

怒れる若者と仲間たち ~エルヴィス・コステロ

SpecialsSqeezeNick LoweBluebellsElvis Costello

【今日の5曲】  ~テーマ『コステロと愉快な仲間たち』~
1.ギャングスターズ/ザ・スペシャルズ・・・スペシャルズ
2.テンプテッド/スクイーズ・・・イーストサイド・ストーリー
3.クルエル・トゥ・ビー・カインド(恋する二人)/ニック・ロウ・・・BASHER
4.エイム・イン・ライフ/ブルーベルズ・・・シュガー・ブリッジ(EP)
5.ワッチ・ユア・ステップ(足元に注意!)/エルヴィス・コステロ・・・トラスト


今日の5曲は、デビューから32年経つ今も尚、「ポップ・ミュージックの手品師」として現役活動を続けるエルヴィス・コステロと、彼が関係したアーティストにスポットを当ててみたいと思います。


Specials

先ず1曲目のスペシャルズですが、コステロが初めてプロデュースをしたバンドです。「ツー・トーン」「スカ・ブーム」の立役者として、1980年代初頭にセレクターマッドネスとともに一世を風靡しました。あの頃の私は「レゲエ」のリズムにはなかなか馴染めなかったのですが、この「スカ・ビート」はツボを押しました。やはり「パンク・ロック」が与えたミュージック・シーンへの影響は、計り知れないものが有ると思います。
因みにこの「ギャングスターズ」は、当時のアナログ日本盤には収録されていたのに、現在のCDアルバムには納められていないんですね。やたらボートラを入れたがる(笑)日本盤にしては、不思議な感じです。




続きを読む

THEME:洋楽ロック | GENRE:音楽 |
oasiのつぶやき
Yahoo!ニュース