カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
プロフィール

OASI-Z

Author:OASI-Z
札幌市出身で現在新潟市在住のOASI-Z(オアシーズ)です。
10歳の時に兄の影響で洋楽に目覚めたものの、80年代後半から急にロックがつまらなくなり、「競馬必勝法」の研究に没頭するようになる。その間、約15年以上のブランクがあったものの、2006年頃から空白を取り戻すかのように、洋楽を聴き始め今日に至っております。
音楽以外では、競馬を含むスポーツ鑑賞。サッカーJ1、アルビレックス新潟の熱心じゃない サポーターとしても活動中。

検索フォーム
QRコード
QRコード

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

OASI-Zが選ぶ10枚の名盤⑥ クイーン『クイーンⅡ』

Queen Ⅱ

今年に入り、クイーンのリミテッド・エディション(SHM-CD仕様:2011年
最新リマスター)が、相次いで発売されています。

何を隠そうワタクシOASI-Zは、クイーンのCDは 『Gratest Hits』 しか
持っていなかったので(大汗)、この機会に1st~4th迄のアルバムを
揃えてみる事にしたのです。

この4枚で、もっとも音の緊張感が感じられたのは1st。次いで2nd。
この2枚はアナログ時代に何度も聴いたはずなのに、当時の音の緊張感
をそのままに、アナログ時代とは違った音の深みと、ディティールにまで
こだわったクリアな音質を堪能できました。


1974年当時のロック・シーンと言えば、グラム・ロックが衰退したものの
ハード・ロックと、プログレッシヴ・ロックが猛威を振るっていた時代でした。

しかし、レッド・ツェッペリン、ディープ・パープル、ピンク・フロイド、イエス
EL&P
・・・といった当時、大人気だったバンド達は OASI-Zがロックを
聴き始める前から、不動の人気と評価が確立されたバンドだったのです。

即ち、それらは「俺達世代の上のバンド」であって、「俺達のバンド」という
意識がどうしても希薄で、OASI-Zとしては魂を揺るがすような「これから
歴史を作るであろう」新しいバンドの登場を、強烈に求めておりました。

クイーンの1stアルバムは、そんな「自分達の時代のバンド」の期待に十分
答えてくれるべく、ワタシに脳天唐竹割りを食らわしたような衝撃を与えた
のです。

特にブライアン・メイのギターの音の斬新さは特筆もので、100年前の暖炉
の木で作ったというハンド・メイド・ギターから繰り出される音は、感動的で
すらありました。
更に、クライマックスをヴォーカルのシャウトで決めるハード・ロック・タイプ
では無く、コーラスでハモるスタイルも斬新で、新時代の息吹を感じさせて
くれたものです。
(ヴィジュアル系のロジャーのルックスも、当時は大きな話題を呼びました)

そして、間髪入れずに発表された2ndアルバムは、最高傑作と呼ぶのに
相応しい作品として登場したのです。


先ず、M-1の「Procession」の心臓の音(バス・ドラム)に導かれ、「ギター・
オーケストレーション」
と言われるブライアンの、多重録音されたギター音
が鳴った瞬間に、1stより更にプログレッシヴに進化したと直感させる、この
アルバムへの期待感を膨らませてくれます。

そしてシームレスにM-2へなだれ込むスリリングな展開で、ハード・ロックと
プログレッシヴ・ロックの両方の音楽性を兼ね備えた「Father To Son」へと
続き、静寂と荘厳なM-3「White Queen」で、ブライアンの優しさが滲み出る
「White Side」と言われた、アナログA面のクライマックスを迎えます。




ブライアン自らのヴォーカルと、アコースティック・ギターも絶妙なアクセント
のM-4「Some Day One Day」に続き、M-5はロジャー・テイラーのハイ・トーン・
ヴォイスが冴える、ハードなナンバーの「The Loser in the End」
ジョン・ディーコン以外の3人がリード・ヴォーカルを取れるのも、クイーンの
音楽性の幅を広げる要因となっております。


そして一転して、アナログB面はフレディ・マーキュリーの独壇場に。

ロジャーの超高音のヴォーカルと、テープの逆再生から始まる「Ogre Battle」
で、狂気の「Black Side」が幕を開けます。
ハープシコードに導かれM-7「The Fairy Feller's Master-Stroke」が畳み掛け、
M-8「Nevermore」では、フレディのファルセット・ヴォイスと、繊細で叙情的な
メロディに心を奪われます。

そして、このアルバムのハイライト、M-9「The March Of The Black Queen」
を迎えます。




いくつかの小作品をつなぎ合わせた「組曲」と呼べる、複雑でヴァラエティに
富んだナンバーで、後の「Bohemian Rhapsody」の原型とも言える曲です。

このアルバム自体、プログレ・ハードな楽曲をつなぎ合わせたクイーン流の
「ロック・オペラ」の形態をとっているので、この 「The March Of The Black
Queen」は、大きな「ロック・オペラ」の中に包まれた、小さな「ロック・オペラ」。
即ち、「マトリョーシカ状態」と言えるでしょう(笑)。

「ロック・オペラ」の手法は当時、ザ・フー『Tommy』 や、デヴィッド・ボウイ
『Ziggy Stardust』 といった作品にも用いられておりましたが、ドラマチック性
やスリリングな展開という点では、この 『QueenⅡ』 の方が、それらの作品を
上回っていると思います。

この手法は最近でもグリーン・デイ『American Idiot』や、マイ・ケミカル・
ロマンス
『The Black Parade』といった、ポップ・パンクを繋いで作られた
コンセプト・アルバムの傑作に、使用されています。
そして何故かこの2作品には、随所にクイーンのギター音が登場するという
共通点が有り、クイーンからの強い影響が伺えます。

そしてM-10「Funny How Love Is」 で、「Black Side」の幕を閉じ、アルバム
ラストには、「これぞクイーンのフォーミュラー」と言わんばかりに転調を
繰り返すギターと、コーラスをふんだんに盛り込み、ハード・ロックとプログレ
の要素を散りばめたシングル・カット・ナンバー、「Seven Seas Of Rhye」
締めくくります。


----------------------------------------------------------------

クイーンはその後、3枚目、4枚目、5枚目と、フレディの才能開花による
エンターテイメント性が次第にアルバムを支配し、大衆性を獲得して世界的
にも知名度が高まり、大成功を納める事になります。

本当であればそれは、喜ぶべき事なのですが、ヒネクレもののワタシは
強烈な「初期衝動」からかけ離れて、緊張感よりも安心感に包まれた
メジャーなサウンドに、次第に興味が薄れてしまったのです。

デビュー当時は、日本のファンが一番の支持者であったクイーンも、この頃
にはすっかり、世界中の人達に愛されるバンドになってしまったのでした・・・。

----------------------------------------------------------------


以前にも書きましたが中学生の時に放送室をジャックし(笑)、お昼の放送
で音楽評論家の大貫憲章氏が当時連発していた「クイーンの大貫です」の
フレーズをパクって、「クイーンの○○です」(○○はOASI-Zの本名)と
言いながら「炎のロックンロール」を学校中に流したのは、快感でしたね~。

あれから35年が経ちますが、好き勝手にやらせてもらった思い出深い
その中学校は、今は残念ながら廃校になってしまいました。
そして、OASI-Zの中学時代にクイーンのフロントマンとして圧倒的な
存在感を示していた「白タイツの貴公子」フレディ・マーキューリーも、
今はこの世に居ない事が、とても寂しく思います・・・。


関連記事
スポンサーサイト

THEME:洋楽ロック | GENRE:音楽 |

COMMENT

クイーンは、いいですね!
アルバムは、全部ありますよ(^^)
クイーン+ポール・ロジャースのLIVEも行きましたよ!
流石に生フレディは、観た事ありませんが、もう20年も経つんですね。

kazupさん、いつもコメントありがとうございます。

クイーンのアルバムを全部持っているんですか?それに“夜明けの刑事”ポール・ロジャース+クイーンのライヴまでも!
kazupさんも、相当なクイーン・ファンですね~。

フレディの病名もショックでしたが、公表された翌日に死亡した事が衝撃的でした。
ロック史に残る偉大なヴォーカリストだったと思います・・・。

お邪魔します。
昨日のコメント、有難うございました。

僕は、クイーンのアルバムは
2ndと3sdの2枚を所有していますが。
僕としては「キラー・クイーン」が
収録された3sdを選んでしまいます。
本作では、メンバー全員共作の曲も
ありますし。纏まりが感じられて。
やっとバンドらしくなったような気がします。

tone toneさん、いつもコメントありがとうございます。

『Sheer Heart Attack』のアナログでいうA面は、ワタシも大好きです。
特に「Brighton Rock」~「Killer Queen」の流れは、鳥肌ものですね。
「Killer Queen」は、Queenのシングルの中では一番好きな曲。3分そこそこの時間の中に、Queenのポップ・センスの素晴らしさが凝縮されていると思います。
指で5回カウントして、フレディの歌マネをよくしたものです(笑)。

Queenのアルバムは全部持っていますが、やはり最高傑作は2ndでしょうね。
初めてB面メドレーを聴いた感動が忘れられません。
今回のリイシューは、ユニバーサルからの紙ジャケ待ちです♪

ryoさん、いつもコメントありがとうございます。

そーですか!全てのアルバムを聴いた上でのryoさんの判断でも、2ndが最高傑作ですか!!。
ワタシは、アナログ盤の1stから3rdの3枚のレコードを磨り減るほど聴いたので、初期3枚には特に思い入れが有ります。
逆に「オペラ座」以降は、自分の求めていた路線からかけ離れて遠くへ行ってしまった気がしてCDは勿論、アナログ盤も購入しなくなってしまいました・・・。

今回のリマスター盤、ボーナスディスク収録の全盛期のライヴ音源に期待していたのですが、これが実にビミョーで・・・(汗)。

 あっ、クイーン…ということで反応させていただきました。

 自分が一番好きなクイーンのアルバムは本作クイーンⅡですね。凄い疾走感、音の洪水…本当に凄いアルバムだと思います。
 
 また改めて聴いてみたいと思います。

りゅーとさん、こちらにもコメントありがとうございます。

私はクイーンのアルバムを、全部聴いて来たわけではない
のですが(汗)、1st~4thまでの音の緊張感は群を抜いて
いますね。
中でもこの2ndは、「クイーンのプログレッシヴ・ロック」と
言われていたように、トータル・アルバムとしての完成度が
ハンパないと思います。

「2ndがクイーンのベスト!」という人は、やはり多いですね。

EDIT COMMENT

非公開コメント

oasiのつぶやき
Yahoo!ニュース
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。