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OASI-Z

Author:OASI-Z
札幌市出身で現在新潟市在住のOASI-Z(オアシーズ)です。
10歳の時に兄の影響で洋楽に目覚めたものの、80年代後半から急にロックがつまらなくなり、「競馬必勝法」の研究に没頭するようになる。その間、約15年以上のブランクがあったものの、2006年頃から空白を取り戻すかのように、洋楽を聴き始め今日に至っております。
音楽以外では、競馬を含むスポーツ鑑賞。サッカーJ1、アルビレックス新潟の熱心じゃない サポーターとしても活動中。

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OASI-Zが選ぶ10枚の名盤⑦ キング・クリムゾン 『レッド』

RED.jpg

約1年半ぶりの「10枚の名盤」企画も、数えて7枚目になりました。

今回、取り上げる作品は1974年に発表された、キング・クリムゾン
実質的なラスト・アルバムとなった 『レッド』 です。
(80年代の再結成クリムゾンは、同じバンド名を語った別バンド(笑))

キング・クリムゾンの代表的なアルバムと言えば、1stの所謂 『宮殿』
或いは 『太陽と戦慄』 あたりになるのでしょうが、この「10枚の名盤」
企画は、あくまでも「リアルタイム、またはそれに近い状態で聴いた
アルバム」
に、こだわって選んでいますので、クリムゾンの作品で唯一
リアルタイムで聴いた、このアルバムを選ばせていただきました。
(だからさ~、ディシプリンを作ったのは別のバンドなんだって!!)

ラスト・アルバムにして、初めてメンバーの顔写真をジャケットに採用。
そして裏ジャケットでは、メーターがレッド・ゾーンを指している事から
「バンドとして死力尽くした、終局を意味する」と 言われたアルバム
でした。

メンバーは ロバート・フリップ(G)、ジョン・ウェットン(B,Vo)、それに
ビル・ブラッフォード(Ds)という、ジャケット写真の最強の三人。そして
ゲストにデヴィッド・クロスメル・コリンズイアン・マクドナルドといった
以前のメンバーが集結。そういう意味でも総括的なアルバムになる事は
作品を作っていく中で、フリップの頭の中には有ったのだと思われます。

先ずは1曲目のタイトル・チューンで、インストゥルメンタル・ナンバーの
「レッド」 をお聴き下さい。


Red/King Crimson


1曲目から鬼気迫る、インスト・ナンバーに圧倒されます。アナログ時代
の所謂A面をフリップは、「メタル・サイド」と呼んでいたと言われますが、
非常に音圧の高い歪んだギター・リフを鳴らしています。更にウェットン
はファズを効かせた破壊的なベースを、そしてブラッフォードは音の核
を叩きつけるような、渾身のドラミングを聴かせてくれています。

余談ですが1978年当時、渋谷陽一先生がNHK-FMでパーソナリティを
務めていた番組に、ヤングジョッキーというのが有りました。その番組で
「ハード・ロック ベスト20」と、「プログレッシヴ・ロック ベスト20」のバンド
をリスナーの投書で決めるという企画を、実施した事が有ったのです。

このキング・クリムゾンは、一般的には「プログレ・バンド」と認識されて
いたにもかかわらず、「ハード・ロック・バンド」で堂々の第10位にランク
イン。そしてメタル・クリムゾンを代表する、ラジオフレンドリーなこの曲
「レッド」をON AIRしたのです。(因みにプログレの順位はEL&P、フロイド、
イエスに続く4位。なんと渋谷先生はそこでも「レッド」をかけました(爆))

続く2曲目の「堕落天使(Fallen Angel)」は、叙情的なメロディーに
アルペジオ・ギターが心に響く佳曲。ウェットンの憂いに満ちた、声を絞り
出すようなヴォーカルの魅力が、堪能できる彼の代表曲。
「死に行く天使に涙を流す。そして都会でひとつの命が終わりを告げる」
という歌詞が「クリムゾンの終焉を示唆している」とも取れる曲ですが、
それを珍しく、メジャー・キーで歌い上げたというのが胸を締め付けます。

そして、ラストナンバー「スターレス」では、プログレッシヴ・ロックという
方法論で、ビートルズ以後のロック牽引してきたキング・クリムゾン
自分達の役割を終えたと判断した事で 「星ひとつなく 聖なる暗黒」
歌い、バンドは幕を閉じたのです。

タイトルからも分かる様に、当初この曲は一つ前の 『暗黒の世界』
為に用意されていた曲だと言われています。しかし、その前作のラスト・
ナンバーが「突破口」であったように、プログレッシヴ・ロックが もはや
先進的でも進歩的でも無くなりつつあった現状の中で、バンドを葬る前
になんとか「突破口」を見出そうとしたものの、結局 叶わずバンドを埋葬
する為の曲「スターレス」を、この 『レッド』 のラストに委ねる事にした
のではないかと思います。
そして、この曲が有るからこそキング・クリムゾンというバンドが、他の
プログレ・バンドと違い、完結出来たのです。(の はずだったのですが・・・)

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

このアルバムが発表された当時、私は中学生でした。そしてクリムゾン
というバンドはプログレというロックを、受け入れる事が出来るかどうか
「踏み絵」のようなバンドだったのです。「ロック通」としての自負が
あるのならプログレを聴けるようになるのは必須で、最も批評性を持った
難解なイメージが強いクリムゾンを受け入れ、良さを理解出来るように
ならないと、ロック仲間の会話に入る事が出来なかったのです・・・(笑)。

そんな事で、当時はプログレのレコードばかりを聴いていたのですが、
その甲斐あって、どっぷりプログレに嵌る事になりました。星 飛雄馬
ばりのスパルタ(笑)で鍛えたおかげで、この時期はプログレのレコード
を聴く事がミュージック・ライフの全てに、なりつつありました。
ただ、その頃プログレが既にプログレスでは無くなって来ていたなんて
知る由もありませんでしたが・・・。

因みに、当時レコードを録音するのには「カセット・デッキ」が必需品
でしたが、そのデッキには「VUメーター」が付いており、録音レベルを
自分で設定しなければならなかったのです。録音レベルは出来るだけ
高い方が再生時の音質が良い為、レッド・ゾーン ギリギリ触れる位に
レコードを繰り返し聴きながら、かなり神経を使って慎重にレベル設定
した事を思い出します。でも、たまにレッド・ゾーンを振り切ってしまい
歪んだ音になって、録音し直した事もありましたね~(苦笑)。
この『レッド』の裏ジャケのメーターを見る度に、当時の苦労が蘇ります。

Red Zone


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THEME:洋楽ロック | GENRE:音楽 |

COMMENT

正直、Starlessこそ、プログレ文化の終末かな...とさえ思えてしまいます。
Starlessのジョン・ウェットンのベースがカッコいいこと!

ryoさん、いつもコメントありがとうございます。

『宮殿』の「Epitaph」と、『レッド』の「Starless」を聴くと、殆ど
続編の曲のように思えます。
1969年にデビューして6年余りの間、幾多のメンバー・チェンジを
繰り返し、辿り着いたのがスタート・ラインだったというのが、
フリップ先生がバンドを解散させた、最大の理由なんでしょうね・・・。

 りゅーとです。オッ、クリムゾン!ということで反応させていただきました。

 「ハード・ロック ベスト20」と「プログレッシヴ・ロック ベスト20」…懐かしいですね~。ハード・ロック ベスト10は2回ありませんでしたっけ?1回目の首位がパープルで2回がZEPじゃなかったかな…。

 クリムゾンと言えば私も所謂後期クリムゾンですね。ガンダムと同じく、その後のクリムゾンはクリムゾンと認めていないのですが…。当時のライヴを生で見られたら死んでも良い…というのはオーバーですが、本当に見たかったですね。

 ちなみに私がクリムゾンで一番好きな曲は「突破口」です。

りゅーとさん、コメントありがとうございます。

おぉ!りゅーとさんも 「ヤング・ジョッキー」 聴いてましたか!
ハード・ロック・ベスト10が2回有ったのは分かりませんが、
私が覚えているのは、ZEPが1位のやつです。
因みに「ハード・ロック20」と「プログレ20」の両方に名を連ねたのは、
クリムゾンとZEPだけでした。(←ZEPのどこがプログレなんやねん(爆))

80年代に入りクリムゾンが再結成した時は、実は凄く喜んだものでした。
でも期待に胸を膨らませて聴いたら、象が「パオ~ン、パオ~ン」と
鳴いてるギターに、愕然としてしまいました(笑)。

因みに私がクリムゾンで一番好きな曲は、 『Earthbound』 の中の
「21st Century Schizoid Man」 です。
ボズのヴォーカルが、あんなに凄かったなんて!!。
ライヴで観たかったですね・・・。

クリムゾンのレッド、ひょっとするとクリムゾンのアルバムの中で一番好きかも・・・。【宮殿】でもなく、【太陽と戦慄】でもなく。そういえばロバート・フリップが【レッド】のことを「メタル・クリムゾン」と呼んでましたね。

シュガー・シェイカーさん、コメントありがとうございます。

そうですか、シュガーさんもアルバムは『レッド』が一番ですか!
私は、A面のオープニングを飾る「レッド」の硬質な音に対して、
2曲目「堕落天使」のメランコリックな音の対比がたまりません。
勿論、ラストの「スターレス」も感動的。

「レッド」はインストゥルメンタルというのが良かったのかな?
と思います。
でも、あのメタルな音にウェットンのヴォーカルを乗せると、
どんな感じになるのか、興味がありますけどね・・・(笑)。

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