『個性的な邦題特集(グラム・ロック編)』第二夜
第二夜の今日は、モット・ザ・フープルの「すべての若き野郎ども」です。
因みに原題は 「All The Young Dudes」 となります。
この曲は1972年に発表された、モット・ザ・フープルの5作目となるアルバムの
タイトル・ナンバーで、商業的に悪戦苦闘していた彼らの為にデヴィッド・ボウイ
が、プロデュースと作詞・作曲を買って出たという事でも注目を浴びました。
このボウイの楽曲提供については、当初「サフラジェット・シティ(アルバム:
ジギー・スターダスト収録)」を用意していたのですが、モット側は
「もっと、いい曲をよこせ」とこれを拒否(笑)。
最終的に、この曲に決定したとの事です。
デヴィッド・ボウイもこの曲を歌っていますが、イアン・ハンターのサングラスの
顔から想像できない頼りなさそうで(笑)ハスキーなヴォーカルが、叙情的な
メロディとドラマチックなアレンジのこの曲には、合っていると思います。
イントロの泣きのギターと、哀愁を帯びたオルガンだけでも心を揺さぶる、
全てのロックファンに聴いてもらいたい「名曲」です。
それにしても「すべての若き野郎ども」かぁ。カッコ良すぎだな。
「さらば青春の光」に負けず劣らずの、見事な邦題ですね。
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