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プロフィール

OASI-Z

Author:OASI-Z
札幌市出身で現在新潟市在住のOASI-Z(オアシーズ)です。
10歳の時に兄の影響で洋楽に目覚めたものの、80年代後半から急にロックがつまらなくなり、「競馬必勝法」の研究に没頭するようになる。その間、約15年以上のブランクがあったものの、2006年頃から空白を取り戻すかのように、洋楽を聴き始め今日に至っております。
音楽以外では、競馬を含むスポーツ鑑賞。サッカーJ1、アルビレックス新潟の熱心じゃない サポーターとしても活動中。

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芸術こそ我が命・・・10cc特集(後編)

10cc 1stSHEET MUSICHow Dare YouHow Dare You 2The Original Soundtrack

【今日の5曲】  ~テーマ『変態・屈折ポップのカリスマ第二弾、10cc特集(後編)』
1.いけないジョニー/10cc(1st)
2.シリー・ラヴ/シート・ミュージック(SHEET MUSIC)

3.芸術こそ我が命/びっくり電話(HOW DARE YOU!)
4.オールド・ワイルド・メン/シート・ミュージック(SHEET MUSIC)
5.ゆすり/オリジナル・サウンドトラック(The Original Soundtrack)

【10ccの続きです】

How Dare YouHow Dare You 2
10cc How Dare You inner

3曲目は、76年に発表された『びっくり電話/How Dare You!』からアナログB面
1曲目を飾る「芸術こそ我が命/Art For Art Sakeです。
この曲は、ベスト盤などのイントロやアウトロが編集されたものでは無く、
是非アルバムで聴いて貰いたい。

アルバム・ジャケットから楽しめる作品で、表ジャケット右上で電話をする
女性の後方の赤い車に乗っている男女のカップル?が、同じく左下で電話を
する男性の机の上に置かれた写真立てにも写っている。さらには裏ジャケット
にも同じトリックが仕掛けられていたり、見開きには30名を超える男女
(勿論、メンバー4人とジャケットの男女と問題のカップルも、この中に
居るが探すのは容易ではない。まるでウォーリーを探せ!状態(笑))が、全員
「固定電話」の受話器を手にしている姿は、今の「携帯電話」全盛時代からは
考えられない「時代の産物」に見えるかも知れません。

ジャケットから10ccワールド全開ですが、このウィットに富んだセンスは2nd、3rd
のアルバムジャケットと同様、ヒプノシスの手に寄ります。

4人の個性が今迄のアルバム以上にぶつかり合いながらも決して対立する
事無く、これまでに無い緊張感の中で生まれたケミストリーが、彼らの
最高傑作を完成させたのです。


ギズモトロンを装着したロル・クレームのギターが聴けます

そして4曲目は、再び2ndアルバムから「オールド・ワイルド・メン」です。
この曲は初めて「ギズモ」が使われた曲で、レコーディングの時、オーケストラを
使う予算が無かった為に、ゴドレー&クレームがマンチェスター工科大学の協力を
得て開発した「ギター・アタッチメント」の事で、ギターのブリッジ部に装着し、弦を
噛ませたギアをモーターで回転させ、「ヴァイオリンの弓弾き」と同じような
連続音を出す仕組みになっています。
レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジが、ギターの弦をヴァイオリンの弓で弾く事に、
ヒントを得たと言われております。

ギズモを弾くのはロル・クレームだけで、この「Old Wild Men」の他に
「THE ORIGINAL SOUNDTRACK」の中の「Brand New Day」
「HOW DARE YOU ! 」の中の「Iceberg」「Don't Hang Up」等の曲に
使われています。

The Original Soundtrack

そして、最後の曲は75年に発表された『オリジナル・サウンドトラック』から、
ギターソロを全面に出したハードなナンバー、「ゆすり/Blackmail」です。
「架空の映画のサウンドトラック」という、10ccらしい風変わりな設定で製作
されたサード・アルバムで、本格的にアメリカ進出を目指してレコード会社
もUKレコードからメジャーのフォノグラム(マーキュリー)へ移籍。
2ヶ月に亘って行われた全米ツアーも大成功を収め、バンドは絶頂時を
迎えることになります。

10ccの中でもっとも有名な「I'm Not in Love」はこのアルバムに収録されており、
全英1位、全米2位の大ヒットを記録します。しかし日本では当時それほどヒットは
しませんでした。(エヴァー・グリーンになったのは、70年代後半になってから)
10ccはロキシー・ミュージックスパークストッド・ラングレン等と同様に
「ヒネリが効いた屈折したポップ・ロック」という印象が強かった為に、日本では
大衆的な人気を得る事は出来なかったのです。

日本で10ccの人気が出だしたのは、皮肉にも4人が分裂して5ccになった
グレアム・グールドマンエリック・スチュアートによる2人組の10ccが放った
『愛ゆえに/Deceptive Bends』から。
折りしも、AORと言われた大人のポップ・ミュージックが全盛の時代でした。

確かに「愛ゆえに」も素晴らしいアルバムなのですが、「毒が抜けて良質な
バンドになったなぁ」と感じたものです。
サウンドは10ccそのものだし、二人のヴォーカルは相変わらず健在なの
ですが、実験的な部分が薄れ「美メロ」の部分が強調されたアルバムでした。

それは「屈折・ヒネクレ」の部分が好きだった私にとって、
終わりを意味したのです。

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THEME:洋楽ロック | GENRE:音楽 |

COMMENT

いやぁ、びっくり電話のジャケ、っていうか電話って異常に古めかしいものに感じますね…携帯の普及の早さのスピード故ですかね?
でも、そのびっくり電話、いいっすよね♪サントラと同じくらい好きっすね、うふ♪

へどろんさん、こんばんは

このアナログ時代を象徴する「固定電話」ですが、私の実感としてはそんなに昔の事では無かった気がするんですけどね~。
平成生まれの方なんかには、この中ジャケットの写真が信じられないかも知れませんね。今では、若い夫婦の所では「固定電話」を引かない家も増えているようで。

ポケベル(←広末がCMしてたんですよね)から携帯(メール)へと、通信手段も大きく様変わりしましたね。
今の時代なら「電話を切らないで」は「メアドを変えないで」とかに、なるのかな~e-350

コメント、ありがとうございました。

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