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プロフィール

OASI-Z

Author:OASI-Z
札幌市出身で現在新潟市在住のOASI-Z(オアシーズ)です。
10歳の時に兄の影響で洋楽に目覚めたものの、80年代後半から急にロックがつまらなくなり、「競馬必勝法」の研究に没頭するようになる。その間、約15年以上のブランクがあったものの、2006年頃から空白を取り戻すかのように、洋楽を聴き始め今日に至っております。
音楽以外では、競馬を含むスポーツ鑑賞。サッカーJ1、アルビレックス新潟の熱心じゃない サポーターとしても活動中。

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オアシ君の青春日記③~夏の想い出

Scream.jpgsplit enzOingo BoingoMonochrome Setthe FIXX

【今日の5曲】  ~テーマ『クロスオーバーイレブン』な気分で《その6》~

1.香港庭園/スージー&ザ・バンシーズ・・・The Scream
2.マイ・ミステイク/スプリット・エンズ・・・Dizrythmia
3.プライヴェート・ライフ/オインゴ・ボインゴ・・・Nothing To Fear
4.アルファビル/ザ・モノクローム・セット・・・Volume, Contrast, Brilliance...
5.スタンド・オア・フォール/ザ・フィックス・・・Shuttered Room



オアシ君が大学1年の夏休み、地元のお菓子屋さんで1ヶ月間アルバイトをした。
街の中心にある老舗のお菓子屋で、和菓子も洋菓子も揃えた人気の店だった。

オアシ君はそこで、店舗近くの倉庫からクッキーなどの焼き菓子を店内に搬入
したり、お菓子の詰め合わせの箱を包装紙で包む作業をした。

この「箱を包装紙で包む」という作業は、オアシ君の人生の中でも初めての
経験で、最初は悪戦苦闘の連続だった。そのスピードは、ベテランの店員が
3箱包み終る時、ようやく1箱終わるという情けないものだった。

「お金を稼ぐという事は、実に大変な事だ」
大人への階段を一歩昇った気がした、オアシ君19歳の夏だった・・・。


Scream.jpg
香港庭園/スージー&ザ・バンシーズ

バイトも2週間が過ぎた頃だったろうか。
ようやく仕事にも慣れて来て、比較的年配の方が多い店員の方々とも
色々な話が出来るようになってきた。

そんなオアシ君の楽しみは、お昼の休憩だった。
交代で休憩を取るのだが、オアシ君は毎日同じ店には行かないように、
ローテーションを考えて食事の場所を決めていた。

その日は、バイト先の近くのビルの地下にある喫茶店に行った。
実は先週その店に行った時に「100円割引券」を貰っていたので、それを
使おうと思ったのだ。

店に一人で入って、メニューを見て380円のミートソースに決めた。
今の時代「ミートソース」というメニューは、とんとお目にかからなくなったが、
今から30年前はスパゲティと言えば「ナポリタン」か、「ミートソース」しか
なかったのだ。(もちろん、パスタという言葉も存在していなかった)

「100円割引券があるから280円で食べられる。ラッキー!」と心の中で思い、
ミートソースにパルメザンチーズをたっぷりかけて、美味しそうにほおばる
オアシ君だった。


split enz
マイ・ミステイク/スプリット・エンズ

Oingo Boingo
プライヴェート・ライフ/オインゴ・ボインゴ


ミートソースを食べ終わり、雑誌や漫画本を読みながら時間を過ごしていた
オアシ君が、時計を見ると休憩時間終了まで、あと10分だった。

「さて、そろそろ戻ろうかな?」と思いながら、伝票の「380円」という金額
を確認しながら、財布の中から「100円割引券」を取り出そうとした。

「あれ?お札が1枚も無いや」

前日、バイトの後に友人達とファミレスで「ハンバーグ・ランチ」を食べると
いう贅沢をしたのを思い出した。

オアシ君は、少し不安な面持ちで小銭のポケットを開けてみた。

銀色に光る100円玉が2枚。
赤褐色の10円玉が7枚。
そして5円玉が1枚。


何度数えても、その枚数は変わらなかった。
財布のあらゆる所を捜しても「275円」しか無いのだ。

オアシ君は、背中に汗が「つっー」と流れるのを感じた。

「俺は無銭飲食で捕まってしまうのだろうか?」

よくTVで見る、奥の部屋に連れて行かれて「ボコボコ」にやられてしまう
シーンが、頭の中を駆け巡った。

しかし、考えている時間も無かったのでオアシ君はウエイターの人を呼んで
正直に話をした。

「すいません、お金が5円足りないのです。でも、この近くでバイトをして
いるので、人から借りて必ず5円を持って戻ってきます」


オアシ君は、必死にウエイターの人に訴えた。

すると、そのウエイターは

「少しお待ち下さい」

そう言って、厨房の奥に消えていったのだった・・・。


Monochrome Set
アルファビル/ザ・モノクローム・セット


1分くらいが過ぎて、再びそのウエイターが戻ってきた。

「いよいよ、奥の部屋に連れて行かれるのか?」緊張感がオアシ君に走った。

するとそのウエイターは

「あっ、今回これでいいですよ。5円はサービスしておきます」

そう言ってくれたのだ。

「あ、ありがとうございます!・・・」

オアシ君はそう言ってレジに行き「380円」のミートソースを「100円割引券」
使って、しかも5円サービスしてもらって「275円」を支払った。

レジをしてくれたさっきのウエイターが

「これに懲りずにまた来てくださいね」と言って
次回使える「100円割引券」を渡してくれた。


しかしオアシ君は、その後二度とその喫茶店を訪れる事はなかった・・・。


the FIXX
スタンド・オア・フォール/the FIXX

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THEME:洋楽ロック | GENRE:音楽 |

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